22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:04:51.93 ID:YN4vLNeW0
そして、二回目。今、この時。咲は去年のMVPがいる龍門渕を破ってまで、長野代表になった。
幾多のシード校も破りつつ、ここまでやって来た。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:06:32.95 ID:YN4vLNeW0
照「それくらい菫の癖も簡単に見つかれば良いのにね」
菫「おい…」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:08:11.51 ID:YN4vLNeW0
あの夜、大人たちの秘め事を見てしまった夜。
本当は、ドアを開ける前に気付いていた。あそこで何が起こっているのかを。
25:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:10:10.27 ID:YN4vLNeW0
確かに姉妹としての関係から飛躍した後に、合図として咲の布団に潜り込み続けたのは私だ。
だが、これだけは言える。
26:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:12:07.53 ID:YN4vLNeW0
何とかみなもに気付かれる事なくその日をやり過ごす事は出来たが、咲との関係は続いた。
いや、もしかしたら気付かれていたのかもしれない。みなもも賢い子だったから。
27:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:14:15.31 ID:YN4vLNeW0
母の提案は、母と共にこの家を離れ、東京で麻雀に打ち込む。ということだった。
「麻雀に打ち込むのは構わないけど、どうして咲とお父さんを…」
28:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:16:18.19 ID:YN4vLNeW0
しかし、みなもが再びうちに来たあの日。咲は確かに私のことについて軽く答えたみなもに突っかかってきた。
みなもが知るべきでない事実を明かしそうになった。だから私は、断腸の思いで咲を叩いた。そこまでは覚えている。
29:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:18:16.33 ID:YN4vLNeW0
翌日。こうなることを分かっていたかのように用意されていた車に私は乗り込もうとした。
咲を置いていくことに勿論未練はあるが、こうでもしないと私だけでなく、咲もダメになる。
30:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:20:29.11 ID:YN4vLNeW0
「いやだ!いやだよ!咲に嫌われるくらいなら私はここにいる!!」
「何言ってるの!もう全て手続きは済んでるんだから、早く来なさい!!」
31:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:22:15.90 ID:YN4vLNeW0
そこからは目まぐるしく変わった環境に合わせて暮らしていくのでいっぱいいっぱいだった。
でも、その隣に咲はいない。
32:名無しNIPPER[saga]
2015/02/20(金) 03:24:19.96 ID:YN4vLNeW0
「宮永選手は個人戦も出場との事で、そちらの方にも期待がかかっておりますが、これに関して一言!」
「はい。一生懸命頑張ります。宜しくお願い致します」
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