過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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108:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:57:48.03 ID:IwlMUGAtO

「つーことは何だ、お前には俺の記憶が読み取れるって言うのか?」

「"佐々木"に関する記憶に限定するなら、そうだと言える。

以下略



109:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 00:58:46.09 ID:IwlMUGAtO

突然の来訪者の足音が、部屋の光が届く範囲に近づいてくる。

やがて、セミロングの髪を揺らすそのシルエットの正体が明らかになった。

以下略



110:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:01:55.12 ID:IwlMUGAtO

危険分子だ? なんで長門がそんなもんに認定されるんだ。どう見ても危険なのはお前の方じゃねえか。

「前に長門さんが行った改変は、エラーデータの蓄積が引き起こした避けられないものだった。

以下略



111:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:02:36.42 ID:IwlMUGAtO

「だから、余計なことは言わないことね。

 今日、あなたから情報の湧出が見られた時間以降は、長門さんの行動と言動は全て監視されているわ」

以下略



112:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:03:08.71 ID:IwlMUGAtO

「長門、お前は佐々木を再生出来る、と言ったよな?」

「言った」

以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:06:29.99 ID:IwlMUGAtO

それからの数日は、俺の悪い予感が的中したかのように何の突破口も見い出せないまま過ぎていった。

そんな折、部誌の製作にあたって早々に書き上げた長門、古泉と異なり朝比奈さんは四苦八苦していた。

以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:07:50.72 ID:IwlMUGAtO

未来、か。SOS団に入ってからというもの、未来というものが何なのかよくわからなくなったな。

なんせ俺にとっての未来の出来事を、未来人から既定事項扱いされちまうんだからな。

以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:09:46.09 ID:IwlMUGAtO

その夜俺は朝比奈さんと、慣れ親しんだ例の公園、またの名を変わり者達のメッカにて再び合流した。

「何でキョンくんがお願いした時はすぐに時間遡行の許可が出るんでしょう。

以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:11:12.63 ID:IwlMUGAtO

立ってるのか寝転んでるのかもわからない状態だ。天地無用のシールでも貼っておくべきだったか。

と、突然足に確かな重みを感じ、その拍子に瞼を開くと俺は長門の家の前にいた。

以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:12:50.56 ID:IwlMUGAtO

長門がポットから急須にお湯をコポコポと注ぐ傍ら、俺と朝比奈さんは机に向かって座す。

俺が小説を書いてこの部屋に呼ばれた日は、長門的には二日連続で俺にお茶を出していたことになるのか。

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:15:11.33 ID:IwlMUGAtO

「わからない。でも、それが無ければあなたがこの時間平面に来た時点で私の力は封印されていたはず」

まあ……良くわからん奴のことは考えても仕方ないか。

以下略



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