過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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62:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:01:37.73 ID:jVBRPo/YO
「ただの幸運にしては出来過ぎだ。
そう気づいた時にはもう毎日が疑念で埋め尽くされてしまったよ。思い当たる節も山ほど有った。
63:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:02:54.09 ID:jVBRPo/YO
「実際には何時までも何もしてこないキミに業を煮やして、その少し前から強く願い始めたんだけれどね」
俺は驚きを通り越し怒りを覚え始めていた。
64:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:04:30.66 ID:jVBRPo/YO
「この世界を作り出したのが僕だという可能性だ」
「おいおい、いくらなんでも飛躍しすぎだろ、それは。私が神だと言わんばかりになってきたぞ」
65:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 23:05:26.42 ID:yPT3JmnSO
宿したのかと思ったが違ったか
66:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:07:24.26 ID:jVBRPo/YO
「きっと、いままで自分が行った改変を知りたいと望めば自ずと知ることが出来てしまう。
だが、神聖不可触であるものに近づくようで、自分の行った罪の大きさを突きつけられるようで、
67:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:09:59.51 ID:jVBRPo/YO
ふと、こいつが消えて無くなるようなそんな寒気がして、俺は佐々木の身体を強く抱きしめた。
「心配しないでくれ、お守りもあることだし」
68:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:10:26.35 ID:jVBRPo/YO
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69:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:11:46.47 ID:jVBRPo/YO
季節は四月、俺は旧友一人と非友好的陣営の二人との四人で、タクシーに乗り北高に向かっていた。
全ての決着をつけるために。
70:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:13:49.06 ID:jVBRPo/YO
俺がそいつと交友関係を持ち始めた切っ掛けは、中三の時に通い始めた塾で同じクラスだったことだ。
以来、俺は佐々木と塾への道程を供にするようになり、必然的に学校でもよく喋る仲になった。
71:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:15:54.63 ID:jVBRPo/YO
久しぶりに会ったそんな親友は、理性なんてものを超越した存在として擁立されていた。
俺としちゃそんな常識の埒外でエキセントリックな変態は我らが団長様だけであって欲しいものだが、
72:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:18:13.63 ID:jVBRPo/YO
かくして俺は白黒つけるため下校後に奴らと会合したのだが、その結果既定事項とやらに則るため、
姿を見せぬ九曜を除く三人、佐々木、橘、藤原と、決戦の地となるだろう北高へ向かうことになったのだ。
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