過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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71:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:15:54.63 ID:jVBRPo/YO
久しぶりに会ったそんな親友は、理性なんてものを超越した存在として擁立されていた。
俺としちゃそんな常識の埒外でエキセントリックな変態は我らが団長様だけであって欲しいものだが、
72:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:18:13.63 ID:jVBRPo/YO
かくして俺は白黒つけるため下校後に奴らと会合したのだが、その結果既定事項とやらに則るため、
姿を見せぬ九曜を除く三人、佐々木、橘、藤原と、決戦の地となるだろう北高へ向かうことになったのだ。
73:名無しNIPPER[sage]
2015/03/28(土) 23:19:10.86 ID:Xn7sWAQWO
そうなったか
74:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:20:29.12 ID:jVBRPo/YO
かつて俺が橘に誘われて迷い込んだ、ハルヒとは真逆の性質をもつ佐々木の閉鎖空間。
気が付けば、俺のすぐ右後ろにいたはずの佐々木は消えていた。そう、あいつはここには入れない。
75:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:22:20.87 ID:jVBRPo/YO
「わからないか? お前たちが根城にしている、あのしょぼくれた小部屋に行くんだ」
部室のことか? 一体あの部屋に何があると言うんだ。
76:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:23:17.17 ID:jVBRPo/YO
「ハルヒ!」
微動だにせず直立する九曜の斜め前で、ハルヒは目を閉じたまま団長席に座っていた。
77:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:25:49.04 ID:jVBRPo/YO
藤原は一度俺に狂気に満ちた視線を向けた後、凶悪な笑みを見せた。
ヤバい。第六感が警鐘を鳴らす。
78:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:27:27.94 ID:jVBRPo/YO
空にシミのように存在していた灰色の点が、急速にその大きさを拡大し孔のようになっている。
いや、違う。あれは孔じゃない。あれは――、
79:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:29:00.16 ID:jVBRPo/YO
「や、め……」
顔を痛みに歪めながらハルヒが呻き声を出す。
80:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:29:43.12 ID:jVBRPo/YO
この時、意外な人物が声をあげた。
「まさか!?」
81:名無しNIPPER[saga]
2015/03/28(土) 23:36:18.60 ID:jVBRPo/YO
「終わった――そしてこれが、真の始まり――」
「ぐあぁぁっ!!」
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