過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
1- 20
7:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:30.40 ID:JxUSEnW0o
「めぐみ」


無意識に今までを振り返っていたところに呼ばれて、はっとなった。

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:58.31 ID:JxUSEnW0o
「…………」


長くもなく、短くもない時間が流れて、愛しい唇は離れた。

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:30:27.13 ID:JxUSEnW0o
   〜


「…………」

以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:30:55.27 ID:JxUSEnW0o
(今頃、何やってるのかな……)


撫子は私と違って、休みの日でもちゃんと早起きをしていそうだ。

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:31:24.99 ID:JxUSEnW0o
   〜


桜の木は、青々と茂っていた。

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:32:03.32 ID:JxUSEnW0o
(……わかってる)


答えを探りに来たものの、その答えはとうにわかっているのだった。

以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:32:56.20 ID:JxUSEnW0o
付き合い出したあの日から、キスで別れた最後まで、撫子は私のために動いてくれていた。

一緒に歩んだ、最高の日々。そんな日々にキスでピリオドを打って、新しい系譜が描けるようにしてくれたのだろう。


以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:34:06.96 ID:JxUSEnW0o
メールを送れば、返ってこないわけではないのだ。時間はかかるが、短い文だが、ちゃんと返してくれる。

けれど、付き合っていたころとはまるで違う、飾り気のないシンプルなメールを見ることが悲しくて、

メールを続けようとする意思がないことを感じてしまえる文章、それを撫子に送らせてしまっていることが嫌で、
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:34:41.23 ID:JxUSEnW0o
このまま撫子からの感情のないメールを見てしまったら、いよいよ涙は止まらなくなってしまうだろう。諦めて携帯をロックし、ポケットにしまい、泣いていることをごまかすように空を見上げた。


本当に雨が降ってくれればいい。

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:35:08.52 ID:JxUSEnW0o
「あ、やっぱりめぐみねーちゃんだ!」

「…………」


以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:35:48.26 ID:JxUSEnW0o
「な、泣いてるの……!? 何かあったの?」

「ん、いや……違くて……!」


以下略



94Res/85.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice