過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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391: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:21:27.29 ID:+FUAmXwk0

 …と、言いたいところだが、留美が言うには現在の技術革新に至る以前に完成していた技術なのだと言う。こうなって来ると、また違った感情がが生まれてもくる。

 次は米粒が空を飛んだという話が出てくるのではないか。と冗談のように思いつき、その後から、有り得なくはないかも知れないとの思いが沸き上がると、飛鳥は高揚と畏怖の入り混じった思いが滲み出すのを知覚した。

以下略



392: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:22:27.86 ID:+FUAmXwk0
早晩に済ませねば更なる増援が来るし、近くにはヒーロー同盟も待機している。GDFも無能力者の集団とはいえスペシャリスト集団に違いない。

 飛んで火に入る夏の虫、という言葉があるが、それが彼女ならばどう表現するべきか───。

 ともあれ、彼女はそれを”やる”と言ったのだ。
以下略



393: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:26:21.97 ID:+FUAmXwk0




 京華学院に派遣されたGDF陸戦隊は、現状で二つに分けられる。
以下略



394: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:28:10.61 ID:+FUAmXwk0

「プラスチック爆弾の類では…いや、持ち合わせているわけが無いか」

「警備に来た部隊がそんな破壊工作用の兵器持っていたら事でしょう…いや、これだけをやる手榴弾を問題無いとは言いたくありませんが」
「…中尉殿のお気持ちは察します…が、やっぱりこれは手榴弾なんですよ」
以下略



395: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:31:32.72 ID:+FUAmXwk0




 光。
以下略



396: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:34:34.03 ID:+FUAmXwk0

「…アタシは…学校に居たカースやっつけて…」

「へえ、凄いんだ」

以下略



397: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:35:31.15 ID:+FUAmXwk0



「───ねぇ、アタシは誇っても良いのかな?…」

以下略



398: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:38:00.28 ID:+FUAmXwk0




 デジタル時計を見れば、そろそろ夕方に差し掛かるかという頃合いだった。
以下略



399: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:41:34.58 ID:+FUAmXwk0
 と、刹那。全く意識の外から降り注いだ鋭い激痛がGDF兵四人に連続して突き刺さった。
 不意を突いて襲いかかった肉の裂かれる猛烈な痛みは、一点で交錯していた射線の尽くをあさっての方向に暴れさせ、辛うじて発射された数発の弾丸は何もない虚空に散る。
 
 GDFの攻撃を振り切って質量兵器と化したバイクが仮指揮所へと突っ込んでいく様を見送り、上空から違法改造ネイルガンを撃ち散らした影───和久井留美は、自らと同じ速度で落下する、使い捨てたグレネードランチャーに鉄釘を撃ち込んで残弾を爆散させると、陽炎へ変じる炎と黒煙が揺らめく、GDFの陣形の最中へと着地した。

以下略



400: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:43:41.07 ID:+FUAmXwk0




 外で巻き起こった爆音は、鉄の箱と化している船体内であっても、壁に穴が空いていればまるで吹き抜けるように聞こえてきた。
以下略



401: ◆R/5y8AboOk[sage saga]
2015/08/14(金) 03:44:25.90 ID:+FUAmXwk0

「撤収…」
「そうだ、敵の増援やらがここに入り込んで来ないとも限らんし、敢えてここに…空っぽのハリボテに拘る理由は無い。ひとまず体制を立て直して、それからだ」

 この時代ならば撤収した短時間に戦艦を掌握できてしまうような敵もいるかも知れないが、それほどの相手ならば、中に誰が入っていようといなかろうとさほど変わるものではない。
以下略



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