20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:15:02.13 ID:/wg+rTe60
「いらっしゃいませ……ってあら?貴女達も?」
望月「ただいまー鳳翔さん」
三日月「ただいま戻りました」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:18:37.30 ID:/wg+rTe60
鳳翔「……とはいえ、止めろとおっしゃっていることを続ける程、私は性悪ではありません。お言葉に甘えさせて頂きますね」
知らないうちに困った顔していたのだろう。鳳翔さんは僕の思いを掬い取ってくれたようだ。
「すみません」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:20:34.21 ID:/wg+rTe60
望月「番頭さん、まったねー」
それに続いて歩き出そうとしたところで、望月ちゃんが手を振ってくれる。それに続き、他の子達も手を振ってくれた。
そんな彼女たちに頭を下げ、僕は鳳翔さんの後を追った。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:28:34.28 ID:/wg+rTe60
鳳翔「あれ?おかしいですね……。番頭さんを待っている筈ですが」
鳳翔さんが首を傾げる。
提督は部屋にいないという事は無いだろう。部屋の中からペンを走らせる音がするのだから。
24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:32:47.99 ID:/wg+rTe60
「はっ、よろしくお願い致します」
こちらに向けるものが敵意だろうがなんだろうが、これから戦場を共にしなければならない。
僕は彼の敵意を敬礼を返事として行った。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:36:37.30 ID:/wg+rTe60
提督「さて、番頭」
肺に溜めこんだ煙と共に提督は言葉を吐き出す。
煙草吸いたくなるから止めて欲しい。
26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:40:31.41 ID:/wg+rTe60
「秘匿する必要も命令もありませんので」
提督「ははっ、なるほどな。お前の目的は解った」
打って変わって機嫌よく煙を吐き出す。解りやすい男だ。
27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:45:26.04 ID:/wg+rTe60
提督「随分素直だな。そこまでされてもばれない自信があるのか?」
「ここまでされては浅慮な私ではどうすることもできません」
提督「そうか」
28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:48:15.03 ID:/wg+rTe60
提督「わかった。八戸鎮守府へようこそ番頭。お前を歓迎する」
「はっ」
提督「下がって良いぞ。後ほど案内役兼監視役を手配する。応接室で待っていてくれ」
29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:50:53.39 ID:/wg+rTe60
続く
30:名無しNIPPER[sage]
2015/06/07(日) 23:38:59.20 ID:yVKg2Wi6o
乙
616Res/599.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。