13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:53:43.71 ID:/wg+rTe60
「すみません、番頭さん。二人が騒ぎたててしまって」
「いえ、構いませんよ」
「それで、私たちになにかご用でしょうか?」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:57:56.64 ID:/wg+rTe60
望月「ありがとー番頭さん。あんたいい人だねー」
三日月「もうっ!そんな失礼な言葉づかいっ」
「いえいえ。構いませんよ。僕はただの番頭ですし、階級的には皆さんより下になりますので言葉づかいも自由になさってください」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:59:53.04 ID:/wg+rTe60
「どうかされましたか?」
「いえ〜、私、番頭さんに名乗って無かったと思いまして」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:01:48.30 ID:/wg+rTe60
まぁとにかく、車に4人乗せたし、やっと出発できるな。
運転席に乗ったし、エンジンを……。
……4人?
17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:04:35.04 ID:/wg+rTe60
――――――
如月ちゃん達の案内通りに車を走らせると、やがて小さな平屋の古い建物が見えてきた。
提督の住む場所としてはやや質素な印象を受ける。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:06:56.71 ID:/wg+rTe60
「いえいえ。司令室を教えて頂いたお礼ですから。それでは……」
会話は終わりと彼女たちに背を向けると、入り口の扉にあるインターホンのスイッチを押しこんだ。
……。
19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:11:30.59 ID:/wg+rTe60
まぁそれはそれとして。
また話が進まなくなってしまった。会話を遮るのは申し訳ないし、メンドクサイけど、もう約束の時間だし、のんびりしてられない。
「なるほど。提督殿は信頼されているようですね。噂には聞いていましたが、やはりその通りのようですね」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:15:02.13 ID:/wg+rTe60
「いらっしゃいませ……ってあら?貴女達も?」
望月「ただいまー鳳翔さん」
三日月「ただいま戻りました」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:18:37.30 ID:/wg+rTe60
鳳翔「……とはいえ、止めろとおっしゃっていることを続ける程、私は性悪ではありません。お言葉に甘えさせて頂きますね」
知らないうちに困った顔していたのだろう。鳳翔さんは僕の思いを掬い取ってくれたようだ。
「すみません」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:20:34.21 ID:/wg+rTe60
望月「番頭さん、まったねー」
それに続いて歩き出そうとしたところで、望月ちゃんが手を振ってくれる。それに続き、他の子達も手を振ってくれた。
そんな彼女たちに頭を下げ、僕は鳳翔さんの後を追った。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:28:34.28 ID:/wg+rTe60
鳳翔「あれ?おかしいですね……。番頭さんを待っている筈ですが」
鳳翔さんが首を傾げる。
提督は部屋にいないという事は無いだろう。部屋の中からペンを走らせる音がするのだから。
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