179:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 17:03:33.15 ID:bQXV5DuDO
「あ! ライ、見〜っけ!」
「……?」
180:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 17:22:58.46 ID:bQXV5DuDO
「でも、なによ?」
歯切れの悪いライに、ミレイは怪訝そうな表情を向けてくる。普段は傍若無人で人使いの荒い女性だが、本質は誰よりも気遣いの出来る人だ。だから、あの個性が強い生徒会メンバーを纏めていられるのだろう。
181:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 17:37:27.73 ID:bQXV5DuDO
ミレイは冗談のつもりで言ったのだろうが、頭の中にあった言葉をちょうど言い当てられる形になった。
「はい。実は」
182:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 18:30:30.12 ID:bQXV5DuDO
渡された紙に目を通す。珍妙な単語の羅列。横には店の名前だろうものと金額が書かれていた。
「……買い出しですか」
183:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:12:45.28 ID:bQXV5DuDO
「では、行ってきます」
「いってらっしゃい。放課後の生徒会までには帰ってくるのよ」
184:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:29:47.00 ID:bQXV5DuDO
繁華街には何度も来た。にも関わらず、店の名前に覚えはなかった。
こういう事なら、ルルーシュやスザクに付き合ってもらえば良かったと、ライは途方に暮れた。お使いさえまともに出来ないとなると、今後の立場にも影響してくるだろう。手ぶらで帰るわけにはいかない。
185:名無しNIPPER[saga]
2015/06/25(木) 23:45:48.85 ID:bQXV5DuDO
「ああ、この店か。良かったな、知っているぞ」
美しい少女だった。スラリとした、スレンダーな体型。珍しい緑の髪を隠すように被った帽子。
186:名無しNIPPER[sage]
2015/06/25(木) 23:48:01.49 ID:xOrMdfVDo
CCきたー
187:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 00:03:59.73 ID:AcBC3WIDO
「ほら、見せてみろ」
少女の細い指が伸びてくる。払いのけたかったが、それすらも出来なかった。いま触れられたら、きっとこの体は砕け散る。そんな恐怖が、混乱の渦を加速させた。
188:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 00:06:14.85 ID:AcBC3WIDO
「ほら、見せてみろ」
少女の細い指が伸びてくる。払いのけたかったが、それすらも出来なかった。いま触れられたら、きっとこの体は砕け散る。そんな恐怖が、混乱の渦を加速させた。
189:名無しNIPPER[saga]
2015/06/26(金) 00:12:01.80 ID:AcBC3WIDO
今回はこの辺で。
最後の方、ミスがあったので修正しました。申し訳ないです。
では、ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
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