99:名無しNIPPER[sage]
2015/06/18(木) 23:51:29.35 ID:W2WVLPmHo
 おつ 
 ギアス初期は暗いのと学園の二面性も売りだしね 
100:名無しNIPPER[sage]
2015/06/18(木) 23:53:46.01 ID:jo4qZAzDo
 乙 
101:名無しNIPPER[sage]
2015/06/18(木) 23:57:46.68 ID:Zm+cSFrLO
 乙です 
102:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 07:11:21.37 ID:978zBMZDO
 夜の繁華街。人混みの中を宛てもなく歩く。食品、衣料品、ホビー、雑貨。様々な店が立ち並んでいた。しかし、そのいずれも見覚えが無い。 
  
  
 店の名前や扱う商品から手掛かりが掴めるかとも思ったが、そう上手くはいかないようだった。 
  
103:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 07:38:13.89 ID:978zBMZDO
 「……?」 
  
  
 いや、もう一人いた。街を歩く人の中に、明らかな異物があった。少女のようだった。すらりと長い手足に落ち着いた服装。被った帽子からは、長い緑色の髪が見えていた。その驚くほど端正な顔には、ライと同じ無表情が貼り付けられている。 
  
104:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 09:27:37.16 ID:978zBMZDO
 落胆は無かった。心はいつも通り、波一つ無い水面に戻る。 
  
  
 いや、しいて言えば、不思議な事に安堵していた。あのまま彼女に接触していたら、何かが変わっていただろうと思う。きっと、後戻り出来ないくらいに。 
  
105:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 11:30:24.63 ID:978zBMZDO
 スザクは自分の服をしげしげと見てから、 
  
  
 「そういえば言ってなかったね。僕はブリタニア軍に所属しているんだ」 
  
106:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 11:53:38.74 ID:978zBMZDO
 連れてこられたのはクレープを販売している出店だった。店主の男性はどう見てもブリタニア人では無い。イレヴンだろう。 
  
 スザクが注文をすると店主は手早く生地を焼き上げていく。見事な手際だった。 
  
  
107:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 12:06:34.81 ID:978zBMZDO
 「美味いな」 
  
  
 「良かった」 
  
108:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 12:30:07.32 ID:978zBMZDO
 「恩返し、か」 
  
  
 「そうだね。だからライも、もっと僕を頼ってくれると嬉しい。それが恩返しにもなるんだから」 
  
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