過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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113:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:22:25.68 ID:wlnW7ggg0
 竜宮小町のメンバー自体は、既にあの三人で構想はしていたんです。

 ただ、当初私は、あずささんをリーダーに据えようと考えていました。
 やはり、年長者の方が周りを良く見て行動できると思いますし。
 実際、あずささんはおっとりしていても、節々ではすごく皆に気を配ってるなーって。
以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:27:40.67 ID:wlnW7ggg0
 プロデューサーがトイレから帰ってきたので、慌ててデスクに戻りましたけど――。

 とまぁ、そういういきさつもあって――私は、伊織を竜宮小町のリーダーにしました。
 その結果が、今のあの子達の躍進です。

以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:32:49.77 ID:wlnW7ggg0
 プロデューサーは私と違って、アイドル達に怒ることは滅多にありませんでした。
 あの子達がミスをしたり、先方に迷惑を掛けても、自ら頭を下げて、何も咎めず――。

 そんな彼のことを、優しい人だと思う子は多かったかも知れません。
 しかし――不信感を抱く子も、中にはいました。
以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:38:03.69 ID:wlnW7ggg0
 ――いいえ、プロデューサーに諭されたという訳ではないようです。
 むしろ、その逆ですね。

 あの人のことを、アッと言わせてやる、見返してやる――。
 そう、半ば喧嘩腰な形で、あの子はある意味、本気で仕事をするようになりました。
以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:41:14.02 ID:wlnW7ggg0
 ――もう。伊織ったら、余計なことを。

 伊織の言う通り、私が泣いたのは、悲しかったからではありません。
 あの人を理解できなかった――代わりになれない自分が情けなくて、悔しかったんです。

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:46:56.19 ID:wlnW7ggg0
 まじまじと見ると、なおさら酷い絵ですね。ふふっ。

 ここ、グチャーッてなっているのは、お茶をこぼしちゃったんですよ。
 雪歩が休憩用に淹れたお茶を、春香が運ぶときに、ね。

以下略



119:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:53:00.43 ID:wlnW7ggg0
 まぁ! そうなんですか――呆れた――!
 伊織ったら、人のことは散々暴露しておいて、自分のことは話さないのね。まったく!

 うなだれる美希の横っ面に、強烈な平手をお見舞いして伊織曰く、ですが――。

以下略



120:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 22:58:14.01 ID:wlnW7ggg0
 繰り返しになりますが――。
 あの人の考えることは、私にはよく分からないことが多かったんです。
 今でもよく分かっていません。

 でも――だからこそ、これから皆と、時間をかけて、理解していきたいと思います。
以下略



121:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 23:01:04.19 ID:wlnW7ggg0
【10】

 善澤さんってば!

 こっちこっち! もう、早く来てなの!
以下略



122:名無しNIPPER[sage]
2015/10/24(土) 23:04:36.66 ID:doK2pRJpo
このプロデューサー化け物だな…


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