過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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13: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 18:03:08.96 ID:o/D429Ha0
レジの老人「私は本当に知らんのです。ただのくっそボロい剣とばかり……」

勇者「誰から貰ったんだ?」

レジの老人「貰ったのではありません。店の屋根に突き刺さっていたので、避雷針として使用していたのですが、どうにも使えん」
以下略



14: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 18:12:03.49 ID:o/D429Ha0
勇者「ようし! では諸君、ぼちぼち出発するとしようか」

ハゲ「出発といっても、どこへ参るのかね?」

勇者「ハゲーン町から北北西に向かって2kmの所に魔物の巣があるそうだ」
以下略



15: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 19:12:18.23 ID:o/D429Ha0
勇者一行はハゲーン町を出た後、北北西に突き進んだ。
しばらくは砂と岩だらけの荒地であったが三日後、壁のような崖に道を塞がれた。

勇者「この崖を越えたら、魔物の巣だ。俺が先に行き、デェブを引き上げる。ハゲはしんがりでよろしく頼む」

以下略



16:名無しNIPPER
2015/11/08(日) 19:14:01.95 ID:JtKfpEDfo
マシンガンとか出てくる世界観なのか…


17: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 19:22:52.29 ID:o/D429Ha0
〜魔物の巣〜

勇者「おい、用心して行けよ。武器は持ったか」

デェブ「な、なんだか不気味だね。木の枝がこう……荒ぶってるし」
以下略



18: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 20:18:10.07 ID:o/D429Ha0
一方、勇者とハゲは行く手を阻む魔物を斬り捨てながら奥へと進んでいた。
魔物の巣とは言っても遠くから見れば、ただの巨大な森である。
方向感覚が狂い、自分がどこを進んでいるかも分からなくなる。

勇者「まさか、こんなに魔物が隠れているとは思わなかった」ズバッ
以下略



19: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 20:32:05.23 ID:o/D429Ha0
フード男が椅子から立ち上がり、話しかけてきた。

主「ところで、だ。私はここの森番、すなわち『主』なのだが、諸君らはどうしたいのかね?」

主「魔物の巣を通りたいのかね?」
以下略



20: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 20:41:54.36 ID:o/D429Ha0
ハゲ「では、頂戴しよう」

勇者「ヴォイ! ハゲお前、好んで死にに行くこたねぇだろ!」

ハゲ「大丈夫だ。朕には策がある」
以下略



21: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 20:55:11.82 ID:o/D429Ha0
そよ風を顔に受けながら草原を進んでいると、こんこんと地下水が湧きだしている場所についた。
泉の近くに巨大なニレの樹が一本立っていた。
勇者一行は泉で小休憩を取ると、ニレの樹を見上げながら通り過ぎた。

しばらくして。
以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2015/11/08(日) 20:59:42.32 ID:U4qdxHne0
ハゲ有能


23: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/08(日) 21:25:01.19 ID:o/D429Ha0
ニレの樹「む……それは塩化ピポ水! まさか、何をするやめ……」

樹は次々に溶けていった。

勇者「早く包囲網を突破するぞ! こんな場所にいては、一緒に仲良く溶けちまうからな!」
以下略



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