過去ログ - 海未「好きですが?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:27:16.55 ID:xZ6UgjFK0

ことうみのようなものと、うみぱなのようなもの。たぶん短いです。

二作目なので見にくいかもしれません。

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:28:08.59 ID:xZ6UgjFK0


スズメの甲高い鳴き声が耳を刺激し、海未は小さく身動いで体を起こした。

長い長い夜が終わり、また朝がやってきた。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:28:44.34 ID:xZ6UgjFK0


右隣には、ふんわりとした肌のことり。

そして左隣には、ぷにぷにお肌の花陽。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 02:29:43.43 ID:xZ6UgjFK0

◇◇◇


階段を駆け上がる。
以下略



5:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/07(月) 02:30:28.25 ID:xZ6UgjFK0
海未「ただいま戻りました!」


はぁはぁと息を吐きながらも、玄関の扉を開けてそう呼びかける。

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:52:24.69 ID:xZ6UgjFK0

幼なじみの南ことりと、高校生の頃の後輩であった小泉花陽。

仕事から帰れば、いつも二人が出迎えてくれる。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:53:26.36 ID:xZ6UgjFK0
もう一つの影の花陽は、相変わらず少しばかり恥ずかしそうにおどおどと海未の腕にしがみついた。

腕にあたる花陽の服越しでも伝わる柔らかな胸の感触に、前屈みになりたいようなトイレに駆け込みたいような気持ちになる海未であったが、その花陽の表情が少ししょんぼりしているようなことに気付き、問いかける。


以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:08:50.99 ID:xZ6UgjFK0
海未の問いかけに慌てたように笑顔を取り繕う花陽を見たことりは、海未ちゃんに嘘ついちゃだめだよ、と耳打ちする。


海未「本当ですか?」

以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 03:09:43.03 ID:xZ6UgjFK0
今にも誰かに助けを呼びたげな顔で海未を見上げる。

目尻に小粒の涙をたずさえた上気した頬に見つめられた海未は、たまらず2人を引き剥がし風呂場へと駆け込んだ。


以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 03:10:27.74 ID:xZ6UgjFK0
花陽から事情を聞いていることりは、花陽の頭を撫でてにっこり微笑む。


ーーそんなに心配しなくてもいいのになぁ。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:29:35.66 ID:xZ6UgjFK0
◇◇◇


海未「ふぅ……」

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:30:29.17 ID:xZ6UgjFK0
ことりや花陽と比べると、決して肉付きがよいとは言えない体についた水滴を、バスタオルで丁寧に拭いてゆく。

以前ならばゴシゴシと乱雑に拭いていただろうが、二人が心を込めていつでも柔らかなままに使えるように丁寧に洗っていると知ってからは、海未も心を込めて優しく扱うようになった。

そのせいか、まるでことりと花陽の全身で体を拭かれているような気持ちになり、体が熱くなる。
以下略



13:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/07(月) 03:31:26.83 ID:xZ6UgjFK0


リビングに戻ると、待っていたかのように夕食をちゃぶ台の上に並べ始めることりと花陽を眺めつつ、部屋を見渡す。

海未の給料で借りれる部屋であるため、広くはないし、壁も薄い。
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 03:34:06.95 ID:Uf/heuEoO
あくしろよ


15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:48:37.94 ID:xZ6UgjFK0
そうこうしている間に、目の前にはとても美味しそうな食事が並び終わっていた。

そういえば先ほど花陽が今日の夕食担当だと言っていたことを思い出し、花陽に微笑みかける。


以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 03:51:22.16 ID:xZ6UgjFK0

海未「…………ふむ」

花陽「あわわわ」

以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 03:52:02.25 ID:xZ6UgjFK0
海未「ふふ。花陽のように甘いスープですね」

花陽「ぅ、不味いってこと……?」

海未「美味しいってことですよ。ご馳走様です」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 04:28:17.73 ID:xZ6UgjFK0
海未「早く食べてしまいましょう。冷めてしまいますからね」


折角花陽が作ってくれたのですから、と付け加える。

以下略



19:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/07(月) 04:29:50.15 ID:xZ6UgjFK0
うみこと「ごちそうさまでした!」

花陽「おそまつさまでした……私お皿洗ってくるね」

ことり「手伝うよ〜」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 04:30:33.15 ID:xZ6UgjFK0
エヘヘと笑う花陽の頬をぐにぃと引っ張りながら唇を尖らせることりを遠目で眺めていた海未は、そんなオンナの駆け引きの内容など聞こえず、少し仲間はずれにされているような気持ちになり眉を下げる。

そんな気持ちを知ってか知らずか、ことりは海未に駆け寄り肩に手を置いた。


以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 04:31:11.48 ID:xZ6UgjFK0

もーみもーみと鼻歌を歌いながら、優しい指づかいと力が入った指づかい、絶妙な力加減につい微睡んでしまう。

高校を卒業して、大学に進学したのはいいものの、大学に通いながらことりと花陽を養うのは厳しく一年もせずに中途退学した。

以下略



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