439: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:33:49.84 ID:S7IZuXaP0
「いや、何でもない」
彼の言葉にハッと我に返り、頭の中の嫌な考えを振り払った
440: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:38:36.89 ID:S7IZuXaP0
「来たか……」
そうとだけ呟くと、難しい顔をして席に座っていた五十嵐中佐がこちらを一瞥する
441: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:41:04.03 ID:S7IZuXaP0
未だにハッキリしない事態の全貌に中佐も判断を決めかねているのだろう
これが通常状態で船を3隻持っていたならば、すぐにでも出撃準備を整えているはずだ
442: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:43:55.12 ID:S7IZuXaP0
束の間に天を仰いだ中佐は再び視線を戻してこちらをまっすぐに見つめる
流石に基地の1つの切り盛りを任されているほどの人物である
443: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:44:38.51 ID:S7IZuXaP0
執務室を出ると、廊下の向こうから日下部が駆け足で向かってくるのが見えた
こちらの姿を確認した日下部は腕を大きく振りながら名前を呼んでくる
444: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/03(日) 22:45:49.81 ID:S7IZuXaP0
「少尉、アレです!」
基地の正面玄関までやってきた日下部は、目の前の空間に向かった指を差し向ける
445:名無しNIPPER[sage]
2016/04/06(水) 13:17:18.79 ID:KLg7xSza0
ベタだが乙!ww
446: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/10(日) 23:14:43.48 ID:bONm3BLJ0
「少尉、君嶋少尉!」
自分の名を呼ぶ声にハッと我に返る
447: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/10(日) 23:15:48.95 ID:bONm3BLJ0
「お前はここで待っているんだ」
「でも、少尉……」
448: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/10(日) 23:16:53.48 ID:bONm3BLJ0
コツコツと靴音を響かせながら足早に入り口まで足を運ぶ
乗ってきた車のエンジン音が遠くなり、代わりに建物から漏れる光が足元を照らしはじめた
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