過去ログ - この世の果てへと至る旅路
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 19:04:59.06 ID:2n7j/CLko
「おいしいね」

「はい、おいしいです」

 アイスを舐めながら並んで歩く僕と先輩。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 19:24:30.66 ID:2n7j/CLko
「あー、おいしかった」

 先輩はアイスを舐め終わるまでに5、6回ほどおいしいを口にした。
 決して、このアイスが特別おいしいわけではないと思う。
 名残惜しそうにアイスの棒を舐める先輩。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 20:15:07.89 ID:2n7j/CLko
「キミは海、よく来るの?」

「いえ、ほとんど。海に繋がってるかどうかもうろ覚えでした」

 海水がギリギリ届かない辺りの波打ち際に立つ先輩。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 21:11:58.15 ID:2n7j/CLko
「……あ」

 はしゃぎ気味に水音を立てていた先輩の身体がぐらりと揺れた。
 僕の視界の中でゆっくりと傾いていく先輩。
 続いて大きな水音。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 21:40:58.90 ID:2n7j/CLko
 とりあえず波打ち際から避難してきた先輩と僕。
 日陰にいても寒いだけなので日向に並んで座る。
 この陽射しの強さだ、しばらくこうしていれば乾いてくれそうなものだが。

「……っしゅん」
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/12/27(日) 21:44:49.33 ID:2n7j/CLko
つづく


12:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 12:54:45.64 ID:F1HAyKSGo
「本当に大丈夫ですか、先輩」

「大丈夫だってば。心配性なんだから」

 服からぽたぽたと雫を垂らせながら歩く僕と先輩。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 12:59:50.38 ID:F1HAyKSGo
「……んっ……ぐ」

「……先輩、それは?」

 言ってからまぬけな質問をしたものだと自分で思った。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 13:14:00.70 ID:F1HAyKSGo
「さ、行こ」

「あの、先輩」

「ん?」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/29(火) 14:05:39.25 ID:F1HAyKSGo
 海岸線沿いを走る僕と先輩。
 照り付ける太陽のおかげで僕の靴はすっかり乾いていた。
 きっと先輩の服や髪も同じ状況なのではなかろうか。
 靴と違って服や髪だと状況が全く同じとは言い難いだろうが。

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/12/29(火) 14:14:55.99 ID:F1HAyKSGo
続く


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