37:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:09:08.20 ID:s07CgCum0
「今日も早いのね吹雪ちゃん」
振り返るとネイビーのジャージに身を包んだ長身の男が歩いてきた。
38:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:10:45.87 ID:s07CgCum0
「それなら鍛えなければ良いのにって思ってる?」
「あ、いえ」
39:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:12:00.19 ID:s07CgCum0
同じ鎮守府に同じ艦娘を所属させることは可能だ。
同じ艦隊に同じ艦娘を編成することは出来ない。
40:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:13:58.70 ID:s07CgCum0
吹雪の不運は二つ。
一つは彼女が拾われた時、既にそこには彼女よりも遥かに高練度の吹雪がいたこと。
41:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:16:00.57 ID:s07CgCum0
提督に視線を向ければ既にシャツを汗ですっかりと濡らしてしまっている吹雪に対して、提督は額にうっすら汗を浮かべている程度だ。
提督は吹雪を微笑ましそうに見つめていた。
「初めて一緒に走った時はついてくるどころか途中でダウンしちゃってたのにね」
42:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:19:17.35 ID:s07CgCum0
『彼女が吹雪だ…』
『そうそう、この子だわ』
43:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:23:36.69 ID:s07CgCum0
『総司令は…』
『この鎮守府は提督はボンクラだけど憲兵は優秀ね。手遅れにならなくて良かったわ』
44:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:27:30.82 ID:s07CgCum0
転属早々に提督は自室に吹雪を呼び出した。
指令室ではなく、彼の自室だ。
用意されていたのは鋏と櫛。
45:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:33:54.10 ID:s07CgCum0
そんな単純な事で良いのかとも思ったが、そもそも自分に出来ることなど数える程しかないと思いいたる。
吹雪はまず弱い自分を変えようと考えた。
46:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:39:04.86 ID:s07CgCum0
日の出前。
冷たい空気が漂うこの時間が彼女は好きだ。
47:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/05(火) 23:45:19.45 ID:s07CgCum0
以上で投下を終わります。
艦これは色々な本が出ているようですが、未読ですので艦娘を始め私の勝手な妄想です。
今後もちょくちょく勝手な妄想を出していく予定ですので、あしからず。
また、投下後に描写が拙いためかなりわかりにくかった点の補足です。
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