過去ログ - 高槻やよい「思い出はもやしと共に」
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15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 04:58:09.25 ID:K/5XZl+00
 
「それ、もしかしなくても俺のだよな? わざわざ通販で取り寄せた、美味いと評判の地酒だよなぁっ!?」

「これね、アンタの奥さんが用意してくれたのよ? 『伊織ちゃんお酒好きだったよねー』って」

以下略



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:00:34.92 ID:K/5XZl+00

 しれっとした伊織の態度に、俺の涙腺がゆるむ。

 なんだこれは? まるでいじめっ子といじめられっ子の関係ではないか。
 悔しいかな、こういうところは出会った頃からいつまでも変わっていない。
以下略



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:02:42.91 ID:K/5XZl+00

「だ、大丈夫!? パパっ! おねーちゃんが大変! お医者さん、お医者さんだよぉ!」

「そうだな。おねーちゃんにはきっと頭のお医者さんが必要だなー」

以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:05:25.55 ID:K/5XZl+00
 
「パパ? はづきのお話、ちゃんと聞いてますか?」

「お、おう。ちゃんと聞いてるよ……大丈夫、伊織の病気は、『仮病』だから」

以下略



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:08:41.19 ID:K/5XZl+00

「あぁはづきちゃんったら優しいのね! こんなにもお姉さんのことを心配してくれて!」

「ちょ、ちょっと! 伊織おねーちゃん……!」

以下略



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:10:05.97 ID:K/5XZl+00
 
「その辺で止めとけよ伊織。あんまりきつく抱きしめたら、はづきが泣いちゃうだろーが!」

「むぅぅ……お、おねーちゃんっ……!」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:12:52.81 ID:K/5XZl+00
 
「あぁっ……はづきちゃん……戻ってきてぇ……」

 寝転がったままの姿勢で、名残惜しそうに自分から距離をとったはづきへと手を伸ばす伊織。
 
以下略



22: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:19:36.10 ID:K/5XZl+00

「本当に、こんな時間から酔っ払って子供に絡むだなんて。
 はづきちゃんの将来に悪い影響を与えたら、どうするつもりなのかしら」

 声のした方を見上げると、こちらも見慣れた姿が目に入る。
以下略



23: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/24(木) 05:20:40.26 ID:K/5XZl+00
とりあえずここまで。


24:名無しNIPPER[sage]
2016/03/24(木) 05:23:01.54 ID:7YJj7a/DO
なぜ千早が?そもそもなんで買い物袋持ってるの?


25:名無しNIPPER[sage]
2016/03/24(木) 07:40:05.63 ID:hmWlMhUNo
(はづきちゃんとってもかわいい)


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