過去ログ - 荒木比奈「最初の一歩が踏み出せなくて」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:37:23.33 ID:SxnKCCpl0

「ども」

「荒木先生? こんなところで会うなんて珍しいですね」

以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:39:01.64 ID:SxnKCCpl0


「お噂はかねがね聞いてます。なんでも、C-BLUEを裏から支える方だとか」

「そ、そんな、支えるなんてとんでもないっス。アタシは精々手助けするぐらいで」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:41:13.02 ID:SxnKCCpl0


「比奈さんは、アイドルにならないんですか?」

 美波に問いかけられ、比奈は手にしていたコーヒーカップを落としかけた。
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:43:01.44 ID:SxnKCCpl0


「美波ちゃんは大学生っスよね? どうして、アイドルになろうと思ったんスか?」

 比奈の言葉に、今度は美波の手が止まる番だった。
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:45:56.83 ID:SxnKCCpl0

 当時の担当は――元々、感じの良い男ではなかった。
 口先だけは優しそうだが、どこか傲岸で、根拠のない自信に溢れた人間であった。
 実際、仕事が出来る人間だったというわけではないらしい。美波の人気も、ひとえに彼女自身の営業努力の賜だったと言っても良い。
 だが新田美波のブレイクで気を良くしたプロデューサーが調子に乗って担当を増やし始め、それが彼の転落につながる。
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:47:27.18 ID:SxnKCCpl0


数日前 モバPマイルーム

P『……次の担当は大丈夫なんでしょうね。イヤですよ、これ以上美波ちゃんが傷つくの』
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:49:02.73 ID:SxnKCCpl0


「……怖く、ないんスか?」

 比奈の言葉に、美波は俯き気味だった顔を上げた。
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:51:03.99 ID:SxnKCCpl0


PM10:00 荒木比奈宅

 荒木比奈は、昼間のことを思い出す。凜然と語った、美しい少女の姿を。
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:53:21.92 ID:SxnKCCpl0


PM4:30 都内 公演会場

 繰り返しになるが、比奈はアイドルについてさほど詳しいわけではない。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:55:02.64 ID:SxnKCCpl0



 物語は、船乗りに憧れる少女が、船員が全員女という特別な商船に見習いとして乗船するところから始まる。

以下略



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