過去ログ - モバP「速水奏の輝かせ方」
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6: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:05:16.69 ID:pU98D89e0
「……でも、忙しくもなるんでしょう」

「まあな、それはそうだろうよ。ただ相応の評価はされるし、場合によっちゃ臨時ボーナスも出るんだぜ」

「…………」
以下略



7: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:14:21.34 ID:pU98D89e0
 とはいえ、プロデューサーへの道は甘くないらしい。

 先輩曰く本決定には、三ヶ月後に控えるプロダクション主催の定例ライブにおいて、一定の評価を得る必要があるのだとか。

 つまり、現状は仮免プロデューサー。
以下略



8: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:18:46.32 ID:pU98D89e0
 そして研修を終えてから一日経った今日、俺は速水奏と対面することになった。

 談話室の柔らかすぎる椅子に深く座って担当となるアイドルを待つ。資料には目を通した。スリーサイズを空で言えるぐらいには熟読した。

 扉が開いたのはそれから三十分ほど経った頃だった。
以下略



9: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:21:39.54 ID:pU98D89e0
「あなたが私の……。ふぅん、私をアイドルに……うーん、どうしようかなぁ」

「えっ、なに、ここで拒絶される展開なんて存在するの」

「そうねぇ……じゃあ……今、キスしてくれたらなってもいいよ。どう?」
以下略



10: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:23:20.88 ID:pU98D89e0
 わざとらしくこめかみに手を当てる速水さん。動作ひとつひとつが様になっていて惹きつけられる。

 ぼうっとしていると視線を奪われそうだったので、ははっと笑い誤魔化す。

「まあ、キスはやめとくよ。たぶん、その先もしたくなっちゃうし」
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2016/07/28(木) 19:39:22.18 ID:N73uRAIj0
いいね


12:名無しNIPPER[sage]
2016/07/28(木) 19:59:49.30 ID:fNQBxJilO
すばら


13:名無しNIPPER[sage]
2016/07/28(木) 20:07:29.45 ID:HVCBvvEcO
奏といい姉ヶ崎といいLiPPSにはピュアな子が多いな(アインフェリアと違って)


14: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 20:32:03.53 ID:pU98D89e0
「それでどうだった?」

 速水さんを見送ったあとに訪れた喫煙室。先輩は煙を吐きながらなんでもなさそうに訊ねてきた。

 俺はわざとらしくがっくりとうなだれて、煙とため息を吐いて見せる。ちょっとした嫌がらせだ。
以下略



15: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 21:24:29.10 ID:pU98D89e0
 先輩はバツが悪そうに煙草を吸っていた。

「ああ、一応はな……、私には持て余し気味だった。色々試してみても上手くいかないんだこれが。素質はある。ただ、いまいち方向性が見えなくてね。不徳の致すところだよ」

 先輩の担当はニュージェネレーションズやトライアドプリムスなど、比較的素直で明るい娘が多い。速水さんのようなミステリアスな娘は苦手なのかもしれない。
以下略



16: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 21:26:49.63 ID:pU98D89e0
 今日は速水さんのレッスンに同行することにした。

 狭いレッスン室の端にパイプ椅子を配置し、準備完了。ウェアに身を包んだ速水さんの側に寄る。

「とりあえずいつも通りにやってほしい。もしなにかあれば都度指摘するから」
以下略



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