過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
1- 20
64:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:40:49.85 ID:Yu37ZZYbO

「アンパンマン、また変なこと考えてますね?」

「えぇっ?」

以下略



65:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:43:39.57 ID:Yu37ZZYbO

ぼくたちはあの真ん丸の雲に向かって、ぐーんと飛び上がった。
近づいていくとやっぱり怪しくて、まるで雲を寄せ集めて固めたみたいに見えた。
そしてぼくたちは問題の雲よりも高く飛び、雲の上を見た。
すると、驚いたことに、雲の上には真っ白なお城が建っていた。
以下略



66:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:44:43.16 ID:Yu37ZZYbO

動いただけで大きな音をたてる扉は、なにか大変なものが出てくる予感をさせる。
中にいるのが本当に巨人だったらどうしよう。
わけを話したら分かってくれるだろうか。
そんなことを考えながら緊張していたぼくは、中に立っていた人の姿を見て驚いた。
以下略



67:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:47:22.15 ID:Yu37ZZYbO
部屋の中には大きなテーブルが置いてあって、真ん中にはレースのテーブルクロスがひかれていた。
ぼくたちはばいきん仙人が座ったそばの椅子に腰かける。
ぼくたちがなにか言う前に、ばいきん仙人が話し出した。


以下略



68:オータ[sage]
2016/08/23(火) 16:48:43.80 ID:Yu37ZZYbO

ぼくは思わず立ち上がったが、ばいきん仙人は表情を変えなかった。
ここまで来たのに、諦めなければいけないなんて、考えられない。
けれど、ぼくではばいきん仙人の質問に答えられないだろう。
立ち上がったものの、どうしたらいいのか分からなくて、ぼくは立ち尽くしていた。
以下略



69:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:50:41.20 ID:Yu37ZZYbO

「あーあ、ほんとうにめんどくさいやつじゃのう。
あの部屋なら二階の突き当たりじゃ。
さっさと行け」

以下略



70:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:51:41.30 ID:Yu37ZZYbO

「やめるんだ!ばいきんまん!」


ぼくは自分で叫んだところで、夢から覚めたようにはっと気がついた。
以下略



71:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:52:56.22 ID:Yu37ZZYbO

気がついた時には、ぼくは真っ暗闇の中にいた。
一つだけ光を放っているのは、床に置かれた水晶玉だけで、そこにはなにかの映像が映されているみたいだった。
映像に合わせて、音も水晶玉から響いており、ぼくはそれを拾い上げて、中をのぞきこんだ。
水晶玉には泣いているメロンパンナちゃんが映し出されていた。
以下略



72:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:53:46.46 ID:Yu37ZZYbO

ぼくは背筋に寒気を感じていた。
ぼくは一体なにを見ているのだろう?
この映像がなんなのか、ぼくには全く分からない。
混乱しているぼくを気にもとめず、水晶玉はバタコさんやチーズを映した。
以下略



73:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:54:55.08 ID:Yu37ZZYbO

「そんな……?」


ぼくは状況が理解できずに戸惑った。
以下略



107Res/140.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice