785:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:14:46.75 ID:TVHafHan0
凛「ナイスキャッチ。こんな感じでお互いキャッチボールをしていこう」
卯月「は、はい。それじゃ、未央ちゃん。はいっ!」
卯月の胸から押し出すようなパスを未央は受け取り、
786:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:15:36.44 ID:TVHafHan0
凛「二人とも見てもらってわかったと思うけど、スーツの力でボールを投げたり叩いたりすると簡単に壊れるから、次はなるべく壊さないようにキャッチボールを行うよ」
今度はもう少し早く未央にボールを投げる。
未央「うわっと!? こ、壊さないようにって、強く投げなければいいんじゃないの?」
787:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:16:33.83 ID:TVHafHan0
凛「そんな顔しないでよ……慣れだよ、慣れ。何度もやってれば二人ともできるようになるって」
卯月「そ、そうですか……が、頑張ってみますね……」
未央「慣れ……慣れかぁ……そっかぁ……」
788:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:17:27.95 ID:TVHafHan0
しばらくキャッチボールを続けて、50個ほどボールが減った頃。
未央「やっぱり無理! というか夜にこんな速さのボールを取るのなんて無理だって!」
卯月「うぅ……私、取るどころか、当たってばっかりで、ドッジボールをしているみたいです……」
789:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:18:14.13 ID:TVHafHan0
まだまだやる気を見せている二人に、丁度いい頃合だと思い、次の訓練の提案をする。
残りのボールを、銃で撃ってもらう訓練を。
凛「二人とも、そろそろ次の訓練に移ろうか」
790:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:18:58.38 ID:TVHafHan0
やっぱりまだまだ銃に対する抵抗があるか……。
剣みたいに木を斬る道具だと思いこませれないし、この銃はデカ銃と違って撃ったら対象が破裂する銃だ。
うまく誤魔化して使わせることができない……。
791:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:19:39.28 ID:TVHafHan0
二人の訓練を始めて2週間近く経った。
その間に、玄野たちとの合同訓練もやったりして、チームとしての訓練も順調にできている。
玄野は私を中心にした戦闘訓練をしたいみたいだけど、私は二人との訓練を優先にしているから二人が育ちきるまでは待ってほしいと保留にしてある。
792:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:21:01.05 ID:TVHafHan0
凛(ロボットの中にしよう。あそこならコクピットを閉じてしまえば1対1、そうなればあの男が何をしてこようとも何とかできる)
凛(決定。そうなったら夜の内にロボットをどこかに転送しておいて透明化をかけておかないと)
私はすぐに家を出て、いつもの訓練場とは別の山の中腹にたどり着きロボットを転送する。
793:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:22:12.25 ID:TVHafHan0
次の日、私は透明化したロボットの上からフル装備であの男を待ち構えている。
ハードスーツを身に纏いバイザーを装着して、
リンクシステムはすでに起動し黒球は展開済み。
794:名無しNIPPER[saga]
2016/10/30(日) 22:22:59.86 ID:TVHafHan0
私は透明化を解除し、男の前に姿を現す。
「……ほう」
男は私を興味深そうに見ている。
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