過去ログ - 【君の名は。】「君の名を。」【夢と知りせば(仮)】
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8:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 20:13:00.46 ID:lQVBXINYo
音楽がなっている。酷く不快なリズムと音で脳が強制的に起こされる。

確かアイホンのアラームにこんなのがあったハズだ。

だけど、私が設定してるのは穏やかなリズムでゆっくりと目が覚める、心地の良いもののはずだ。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 20:36:02.18 ID:lQVBXINYo
股間にあるそのテントを横目に見ながらスマホのアラームを止める。

そこでようやく事の異常さを再確認する

「なん、なんやこれっ…!?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 20:56:52.85 ID:lQVBXINYo
「瀧、俺は先にいくからな」

ネットで調べてネクタイを頑張って絞めたあと、今だに存在するそのテントを無理矢理折り込んでズボンを履く。

言われた通りおじさんがいる部屋を探し、一緒にご飯を食べた。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 21:40:49.52 ID:lQVBXINYo
涙が止まったことを確認して、私は玄関を開ける。

飛び込んできたのは東京の風景。三年間、見続けてきた物だ。

今まで見てきたというのとは違う見たことのある風景をどこで見たことがあるのか、記憶を掘り出す。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 21:56:13.32 ID:lQVBXINYo
どっへぇぇぇーーと大きなため息を付きながら私は電車に乗っていた。

一日中できない仕事をやらされるのがここまで苦痛だとは。

立花瀧は普通の会社員ではあるが、その中でも少し専門的な部分にあるらしい。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 22:13:14.78 ID:lQVBXINYo
「…入っちゃった」

まじまじとは見てないし、殆ど触ってないし、セーフだよね。と自分に言い訳をしながら髪を乾かす。

「お休みなさい」
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 22:18:42.31 ID:8Ye0v86Eo
支援


15:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 22:48:16.74 ID:lQVBXINYo
「──クン…─キクン…─タキクン─」

どこからか、声が聞こえる。懐かしい声で、忘れたくない声で、忘れちゃダメな声で、忘れたくなかった声が。

「覚えて…無い──?」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 23:49:34.68 ID:lQVBXINYo
「目が覚めても、忘れないように」

どこからともなく声がする。大切な人の大切な言葉。今までずっとこの聞こえてくる声を頼りに生きてきた。この人のために生きてきた。

「名前、書いとこうぜ───」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 23:55:13.32 ID:lQVBXINYo
気が付いたら家を駆け出していた。駆け出さずにはいられなかった。ここで駆け出さなかったら、君が、俺の心の中に今も残り続けてる君が完全に消えてしまう気がしたから。

遅刻だとか、サボりだとか、そんなものは気にしなかった。気にする余裕など無かった。気にする気も無かった

俺は君に出会わなきゃいけない。君に合って言わなきゃいけない。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/10/08(土) 00:05:59.34 ID:uLEGWB8lo
気分は8年前だった。

8年前、まだ君が私を知る前。

君がデートすると思ったらいてもたってもいられなくなって東京に出たあの日。
以下略



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