過去ログ - マラソン大会で好きな子への告白を賭けて勝負に出た男、その女の子は意外なことに…
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1:ふぃふぁ[saga]
2016/12/24(土) 23:34:53.01 ID:ZMDQ057s0
 ガヤガヤと生徒たちの声が聞こえる。
 女の先生「よーい
     ドーンと号砲が鳴る。
     一斉に生徒たちが走り出す。
     走っている上杉太陽(16)と篠ノ井亮輔(16)。

 太陽「だるいなぁ」

 亮輔「こう暑い日にやらなくてもいいのにね」

 太陽「本当だよ。普通マラソン大会って秋にやるよな?」

 亮輔「僕の中学はそうだったけど」

 太陽「ちくしょー…ま、いいよテキトウに走ろうぜ」

 亮輔「でも太陽、さすがにこんなに後ろ走ってたら成績に響くよ。女子ばっかりじゃないか」

 太陽「いいんだよ」

 亮輔「僕は嫌だなぁ。君の巻き添えで成績下がるのは」

 太陽「友達甲斐がないなぁ、亮輔くん。じゃあいいよ、一人で先に行きたまえ」

     と言いながら、どこか余所を向いている太陽。

 亮輔「…どこ見てるんだ?」

 太陽「え?いや、別に」

     太陽の視線の先を見て、にやける亮輔。

 亮輔「ああ、わかった。なんでこんなとこわざわざ走るのかと思ったけど…なるほどね」

 太陽「なんだよ」

太陽の視線の先には学校のアイドル、冴木まどか(16)が走っている姿がある。

 亮輔「冴木さんは諦めた方がいいと、何度言えばわかるんだ」

 太陽「たまたまそこにいたからちらっと見てただけでしょうが!」

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2:ふぃふぁ[saga]
2016/12/24(土) 23:36:41.44 ID:ZMDQ057s0
亮輔「はいはい。君みたいな平面民族に彼女のような美女は似合わないよ」
 太陽「まどかちゃんだって同じ日本人だっつーの」
     そこへやってくる南家夏子(16)。
 夏子「あんたたち、何ごちゃごちゃやってるの?」
 太陽「なんだよ。お前には関係ないだろ」
以下略



3:ふぃふぁ[saga]
2016/12/24(土) 23:38:23.16 ID:ZMDQ057s0
 秋穂「いいんじゃない?取り持ってあげても」

     突然話に加わる倉野秋穂(16)。

 夏子「あ、アキ」
以下略



4:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:06:32.56 ID:/2hM/anb0
 加速して走って行く太陽と亮輔。

 夏子「…秋穂、あんたねぇ…!」

 秋穂「そんなに怒らないでよ。小川君に勝つなんて無理に決まってるんだからさ」
以下略



5:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:09:17.03 ID:/2hM/anb0
 未来「だって、気になるんだもの」

 駆「はじまったよ。未来の気になる、が」

 未来「ちょっと話してくる」
以下略



6:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:15:19.27 ID:/2hM/anb0

 先頭で平然と走っている小川総次郎(16)。

     そこへ追いつく未来。

以下略



7:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:19:09.98 ID:/2hM/anb0
 速度を下げ、後退していく未来。

 未来「はぁ…はぁ…」

 太陽「うぉぉぉぉ!」
以下略



8:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:26:39.65 ID:/2hM/anb0

まどか「わたしだって負けない」

     走る速度を上げる二人。

以下略



9:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:29:00.19 ID:/2hM/anb0
 息が荒い未来。隣を走る駆。

 駆「無理しなくてゆっくり走ればいいのに、順位関係ないんだろ?」

 未来「はぁはぁ…いじわる言わないでよ…一緒に走っていたいの…」
以下略



10:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:31:56.99 ID:/2hM/anb0

 激しいデッドヒートを繰り広げている太陽と総次郎。

 太陽「負けねぇ…絶対負けねぇ!」

以下略



11:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:32:55.46 ID:/2hM/anb0
 
 先頭を独走している太陽。

 太陽「へっへっへっへ。見たか俺の実力を!これでまどかちゃんは俺のもんだ、どんなもんだい。何が小川だ。ラブパワーを得た俺に、敵うやつなんていないっつーの!」

以下略



12:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:34:08.58 ID:/2hM/anb0

 夏子とまどかである。

 太陽「え?」

以下略



13:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:35:22.45 ID:/2hM/anb0

 夏子とまどか「厳密じゃないと困るんです!」

 男の先生「そ、そんなに言うなら。そうだな…ほんの少し、南家の方が早かったな」

以下略



14:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:36:44.88 ID:/2hM/anb0

 太陽「一位じゃなかったら、なんでも言うこと聞くんだろ?」

 夏子「あ、ああ…うん…」

以下略



15:ふぃふぁ[saga]
2016/12/25(日) 12:37:51.26 ID:/2hM/anb0

     別の場所で二人の光景を眺めている駆。

     ゴールした未来が近くにやってくる。

以下略



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