過去ログ - 花陽「死を視ることができる眼」
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61:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:42:54.25 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あ、あの、どちらさまですか」

??「あなたの二つ上の先輩のシエルですよ。μ'sが結成される前から色々とちょっかいを出していた、あのお節介焼きのシエルです。ほら、私の目をよく見て──」


以下略



62:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:43:45.50 ID:Hhhi1HzW0
/18
昼ご飯を用意していなかった私は、食堂で食事をとることにしました。

一人ぼっちの昼ご飯になることも覚悟していたのですが、真姫ちゃんも凛ちゃんもシエル先輩も、一緒について来てくれました。

以下略



63:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:45:02.00 ID:Hhhi1HzW0
花陽「わ、わかるんですか!?シエル先輩!!」

シエル「ええ、もちろんですとも!この国の主食というだけあって、お米は品種や品質に優れていますし、なにより炊飯技術や調理方法が群を抜いています!こんな国は他にありません!」

花陽「う、嬉しいです……ようやく話ができる人と巡り合えました。最近はお米に関心がない人が多いですから、話が通じる人が少なくて──」
以下略



64:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:45:47.42 ID:Hhhi1HzW0
硬く結ばれたはずの手は易々と解け、私達は券売機前で睨み合いました。

先輩だからとか、後輩だからとか──そんなの関係ありません。


以下略



65:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:46:43.03 ID:Hhhi1HzW0
/19
例の殺人事件のせいで部活動は休止となり、放課後は早々に下校するよう言い渡されていましたが、私はすぐに帰ろうとはしませんでした。

シエル先輩に呼ばれたからです。

以下略



66:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:47:41.44 ID:Hhhi1HzW0
シエル「小泉さん、アルパカの飼育係もやっているんですね」

花陽「ご存じなんですか?」

シエル「ええ、今日の休憩時間に世話をしてる姿を偶然見かけまして──しっかりものなんですね、小泉さんは」
以下略



67:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:48:44.59 ID:Hhhi1HzW0
花陽「感じ方の問題、ということですか?」

シエル「はい、概ねその通りです。例えばここに大好きなカレーがあるとします。でも、そのカレーを作ったのが私の大嫌いなやつだと知ってしまったら、きっと知る前と同じように味わうことはできません。何故なら、これは私の大嫌いなやつが作ったカレーだからです」

花陽「レシピの問題じゃない……」
以下略



68:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:49:54.08 ID:Hhhi1HzW0
シエル「正解です、よくできました」

花陽「で、でも先輩……これが今日話したかったことというのはちょっと──」

シエル「まさか、これはきっかけですよ。愛を歌う九人の歌の女神、μ's……名は体を表すとはよく言いますが、俄然興味が湧いてきました」
以下略



69:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:50:48.64 ID:Hhhi1HzW0
シエル「では早速、今日の本題の方に入ってもいいでしょうか?」

花陽「あっ、はい。大丈夫です」


以下略



70:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:51:44.02 ID:Hhhi1HzW0
花陽「変なモノなら、今もずっと視えているんです」

シエル「今このときも、ですか?」

花陽「はい……先輩の身体に線が視えるんです」
以下略



71:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:52:34.31 ID:Hhhi1HzW0
シエル「他にはなにかありませんか?」

花陽「それが……これは私と先輩だけの秘密にしておいてほしいんですけど──」

シエル「ええ、絶対に口外しないと約束します」
以下略



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