過去ログ - 無尽合体キサラギ
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131:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:40:57.97 ID:/b4L6aI9o



地球防衛軍本部。
《黒き月の涙》の落着より設立されたこの組織は、
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132:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:41:37.58 ID:/b4L6aI9o
だが、足りない。
特にパイロットの数が圧倒的に不足していた。
人間の数を増やすだけなら来るものは拒まずの姿勢で居ればいい話だが、
危険も責任も伴うのがこの仕事であり、当然そういうわけにもいかない。
パイロットともなれば言わずもがなである。
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133:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:42:27.29 ID:/b4L6aI9o
クラスが俄かに色めき立つ。
アズサの言葉通り大半の者はニュースなどで聞いてはいたが、
テレビの中でアナウンサーが話すのと、
こうしてホームルームで担任教師が話すのでは、現実感がまるで違う。
本当に自分たちも地球防衛軍のパイロットとして
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134:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:43:17.73 ID:/b4L6aI9o
顔を寄せ合い、ヒソヒソと話すアミたち。
二人が真っ先に声をかける相手は既に決まっていた。
チラと同時に顔を向けたその先に居たのは、もちろんヤヨイだ。
しかしヤヨイは二人の視線には気付いていないのか、
机に目を落としてじっとしていた。
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135:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:45:37.69 ID:/b4L6aI9o
アズサ「地球を守る人は少しでも多いには越したことはありません。
    けれど重要だからこそ責任も重く……とても危険な仕事です。
    興味本位やただの憧れでテストを受けたりは、絶対にしないでください。
    申し込みの締切はまだ先ですから、じっくりと、よく考えてください」

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136:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:46:31.91 ID:/b4L6aI9o
友達と一緒に戦えるなら――
それは紛れもなくアミたちの本心であり、その思いが無くなったわけではない。
だがアズサの言葉で改めて、
地球防衛という任務の責任の重大さと危険性を再認識させられた。

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137:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:47:30.67 ID:/b4L6aI9o
ヤヨイ「ううん、考えてたの! 私、ずっと考えてたんだよ!」

マミ「ずっと考えてた……?」

ヤヨイ「うん! ニュースでこのことを聞く前から、ずっと!
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138:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:49:37.74 ID:/b4L6aI9o
ヤヨイ「うん! 一緒に頑張ろーっ!
   ……って、まだ決まったわけじゃないんだよね。まずはテスト頑張らなきゃ!」

アミ「あっ、そっか。でも勉強とかするようなものでもないし……」

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139:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:51:14.91 ID:/b4L6aI9o
翌日、ヤヨイは早速職員室に趣いた。
椅子に座ったアズサと、その正面に緊張した面持ちで立つヤヨイの姿を、
職員室の入口付近でアミとマミは遠目に見守っている。

アズサ「――そう。ご両親も、承諾されたのね……」
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140:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:53:19.68 ID:/b4L6aI9o
アズサ「……高槻さん? どうしたの?」

差し出された申込書や実施要項を目の前にして
きょとんとした表情を浮かべてただ立っていたヤヨイだが、
アズサの呼びかけでようやくハッと我に返って、慌てて受け取る。
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141:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 20:54:39.57 ID:/b4L6aI9o
誤解を解こうと慌てて弁解するヤヨイに対し、
俯いていたアズサはくすくすと笑った。
そして優しく微笑んでヤヨイを見上げる。

アズサ「確かに、あなたたちが怪ロボットと戦うことになるっていうのは
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