過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人だけの贈り物」
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名無しNIPPER
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2017/02/14(火) 06:55:24.29 ID:h/NngETl0
「おはようございます、プロデューサーさん♪」
始業前の早朝の事務所。出勤仕立てで自分の席で仕事の準備の最中だったプロデューサーのPは、横から聞き覚えのある声を耳にして、そちらに視線を向ける。
以下略
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:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:56:00.07 ID:h/NngETl0
「どうしたんだ、まゆ。今日は学校だったろ?」
時計を見れば、あと少しもすれば学校も授業が始まる時間帯。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:56:37.11 ID:h/NngETl0
「俺に? 何か用でもあるのか?」
遅刻するのを押してまで、Pに会いに来たという彼女。
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:57:14.29 ID:h/NngETl0
このまま問答していても埒が明かないと判断したまゆは、見兼ねて助け舟を出す。
「……仕方が無い人ですねぇ。じゃあ、ヒントをあげます♪」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:57:46.39 ID:h/NngETl0
プロデューサー失格。そこまで言われると、Pも黙ってはいられない。
担当アイドルに馬鹿にはされまいと、Pはまゆの言葉に真剣に耳を傾ける。
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:58:13.14 ID:h/NngETl0
そしてまゆの顔をジッと見つめた後、その答えを口にした。
「バレンタインデーか。そういえばそうだったな。忘れてたよ」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:58:40.44 ID:h/NngETl0
「随分と大きいな……何が入っているんだ?」
「うふふっ♪ 開けてくれても、いいですよぉ」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 06:59:26.38 ID:h/NngETl0
「ふふっ、どういたしまして。このマフラーには、まゆの想いが沢山込めてありますから……これをまゆだと思って、大事にして下さいね?」
「あぁ、大切に使わせて貰うよ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 07:00:13.99 ID:h/NngETl0
「いやぁ、面目無いな」
それに対して、Pは後頭部を掻きつつ、まゆにそう言った。そして加えて、こうも告げた。
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 07:01:10.13 ID:h/NngETl0
「あぁ、そうだよ。その前に貰ってれば、まゆのも気づいてたからな」
何でも無いかの様に、そう答えるP。しかし、まゆはどうにも納得がいかない。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/02/14(火) 07:01:38.61 ID:h/NngETl0
そしてそれには、四つ葉のクローバー柄のふきんが包まれている。これがまゆ以外に、Pの下を訪れた者がいるという決定的な証拠だった。
「プロデューサーさん……まゆの前に、智絵里ちゃんと……会いましたよね?」
以下略
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