過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人だけの贈り物」
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 06:57:46.39 ID:h/NngETl0
プロデューサー失格。そこまで言われると、Pも黙ってはいられない。


担当アイドルに馬鹿にはされまいと、Pはまゆの言葉に真剣に耳を傾ける。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 06:58:13.14 ID:h/NngETl0
そしてまゆの顔をジッと見つめた後、その答えを口にした。


「バレンタインデーか。そういえばそうだったな。忘れてたよ」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 06:58:40.44 ID:h/NngETl0
「随分と大きいな……何が入っているんだ?」


「うふふっ♪ 開けてくれても、いいですよぉ」

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 06:59:26.38 ID:h/NngETl0
「ふふっ、どういたしまして。このマフラーには、まゆの想いが沢山込めてありますから……これをまゆだと思って、大事にして下さいね?」


「あぁ、大切に使わせて貰うよ」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:00:13.99 ID:h/NngETl0
「いやぁ、面目無いな」


それに対して、Pは後頭部を掻きつつ、まゆにそう言った。そして加えて、こうも告げた。

以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:01:10.13 ID:h/NngETl0
「あぁ、そうだよ。その前に貰ってれば、まゆのも気づいてたからな」


何でも無いかの様に、そう答えるP。しかし、まゆはどうにも納得がいかない。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:01:38.61 ID:h/NngETl0
そしてそれには、四つ葉のクローバー柄のふきんが包まれている。これがまゆ以外に、Pの下を訪れた者がいるという決定的な証拠だった。


「プロデューサーさん……まゆの前に、智絵里ちゃんと……会いましたよね?」

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:02:04.90 ID:h/NngETl0
「なら……智絵里ちゃんから、貰っているはずですよね、プレゼント。どうしてまゆが初めてだなんて……嘘をついたんですか……?」


光を失った瞳で、まゆはPに迫りつつ、そう追及する。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:02:55.72 ID:h/NngETl0
「違います、嘘です。プロデューサーさんは嘘をついてます。だって、あの智絵里ちゃんですよ? まゆと同じぐらい、プロデューサーさんの事が好きで、好きで、好きで、愛して止まない智絵里ちゃんなんですよ? それなのに、今日という日にプレゼントを渡さない訳が無いじゃないですか」


そう言って矢継ぎ早に責め立てるまゆ。あまりにも感情的になりすぎていて、平静を欠いていた。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:03:25.39 ID:h/NngETl0
「さっきから何度も言っている。智絵里から貰ったのはいつもの様に弁当ぐらいで、バレンタイン関連のプレゼントは一切受け取ってない。だから、まゆが来た時、直ぐにピンとこなかったんだ」


Pがそう言うと、まゆは先程Pがそうした様に、自分もPの目を真っ直ぐに見据える。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2017/02/14(火) 07:03:52.79 ID:h/NngETl0
「いや、分かってくれれば、それでいいさ。あまり気にしなくていいよ」


まゆに向けてそう告げた後、Pは彼女の傍に近寄り、安心させる様にその頭を優しく撫でる。

以下略



111Res/56.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice