863:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:29:57.79 ID:ha7ZcpN9o
鞠莉のギャロップ、ダイヤのガラガラまでもが意識を薄れさせていっている。
火勢は緩み、炎が氷に屈しようとしている。理が捻じ曲げられている。
エンペルトに、伝説のポケモンであるディアンシーまでもが同様に。
ダイヤは気が付く、肺腑が奥まで凍り始めている事に。
864:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:30:24.37 ID:ha7ZcpN9o
ダイヤ「……絵里、さん、貴女は今、私を殺そうと…?」
絵里「そうね。苦痛を少なく死ねるように、調整はしているけれど」
865:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:30:55.41 ID:ha7ZcpN9o
ダイヤ「関係、ない…っ!」
絵里「無茶よ」
ダイヤ「断じて!!断じて絵里さんは、罪なき人々を殺めるような方ではありません…」
866:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:31:27.47 ID:ha7ZcpN9o
絵里、メガユキノオーは、厳冬をダイヤへと集めていく。
これは死地。両親の、そしてルビィの顔が脳裏によぎる。
だが今のダイヤは、安心してそれを横に置くことができる。
867:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:31:54.41 ID:ha7ZcpN9o
ダイヤ「修復無用!!!」
突き刺す!!
柳刃包丁のようなサイズのそれを躊躇なく傷口へと突き立て、二度、三度。自ら左、その肘先を切断…!
868:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:32:28.78 ID:ha7ZcpN9o
狂気に取り合うつもりはないとばかり、絵里が令じるは即座の烈風撃。
万物を停止させる冷気もさることながら、風速もまた大型台風の暴風域が如し。
舞い積もった大量の雪を巻き上げ、地吹雪が怒涛を馳せる!
エンペルト、ガラガラ、ディアンシー。
869:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:32:57.41 ID:ha7ZcpN9o
突き上げる樹をダイヤの触腕が受け逸らし、ガラガラの炎骨が叩き割り、ディアンシーは金剛珠の防壁で自分たちを守護する。
だがそれは極限の集中、長く続くものではない。
メガユキノオーの過度な出力は、まだ数十秒と樹氷を突き立て続ける事を可としている!
そんな間隙、横ざまに飛来する鋼の光弾。
870:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:33:24.65 ID:ha7ZcpN9o
ダイヤ(エンペルト…ごめんなさい!)
絵里「明確に捨て駒。情に駆られていない。時と場合によって割り切りは必要、成長しているわね、ダイヤ」
ダイヤ「今の貴女から褒められたところで!これっっっぽちも嬉しくありませんわ!」
871:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:33:52.13 ID:ha7ZcpN9o
━━━KABOOM!!!!
絵里「…!」
872:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:34:46.20 ID:ha7ZcpN9o
軍人にチャンピオン、戦闘者たちの対峙に言葉はなく、交わす眼光すら僅かに一秒!放つ!
「メガバクーダ!“ふんか”だ!!!」
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