898:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:50:56.22 ID:ha7ZcpN9o
ふわりと、黒の重量感は皆無。
まるでそれがハリボテであるかのように、理亞の手にした“黒星”が宙を舞っている。
理亞「な…」
899:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:51:31.07 ID:ha7ZcpN9o
逆転の手段、それがルビィの手へと奪取される。
人を容易く殺められる鉄の牙はその対象を逆へと変じ、これで勝負に幕が降りる?
否、理亞は前へと走る。
ルビィから向けられた銃口をまるで意にも介さずに、鋭く距離を詰めていく!
900:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:52:44.57 ID:ha7ZcpN9o
もう一つ付け加えるなら、まだ安全装置が解除されていない。
精神的に撃てないことはわかっていたし、物理的にも撃てないのだ。
結果として、理亞にとっての怪我の功名。
拳銃への躊躇に思考が止まったことで、理亞は大きく距離を詰めることに成功している。
901:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:53:17.88 ID:ha7ZcpN9o
『ムシャアッ!』
『グルァルルゥ!!』
902:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:54:32.74 ID:ha7ZcpN9o
線が細く、幼い印象のある二人が組み合っている。
状況と事情を知らずにここだけを抜き取ってみれば子供同士の喧嘩、その程度に見えるかもしれない。
だが、理亞がまっすぐに振り落とす拳は痛烈だ。
三打、四打…ルビィの頬は腫れ、瞼は内出血に青んでいる。
903:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:55:02.55 ID:ha7ZcpN9o
さらに殴打を。
理亞の拳にはルビィだけでなく、自分を取り巻く環境と運命の全てへの恨みが込められている。
姉さま、聖良はいつも理亞に優しい。もちろん厳しさも見せるが、いつだって手を離さずに導いてくれる理亞の指針だ。
904:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:55:53.96 ID:ha7ZcpN9o
もし、両親が死ななかったら。
もし、裕福な家に生まれていたら。
もし親族が優しかったら、もし世間が手を差し伸べてくれていたら、もし世界から零れ落ちなければ…
そんな全てのif。
905:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:58:16.79 ID:ha7ZcpN9o
今日、旅館での朝。
ダイヤは先に街へ向かうと言い、ルビィたちが遅めの朝食を終える頃には身支度を済ませていた。
そんな折、何か予感があったのだろうか。
906:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:00:01.42 ID:ha7ZcpN9o
ソフトクリーム、その山を二つ連ねたようなルックス。
両方に顔があり、片方は普通でもう片方は満面の笑顔。
奇妙といえば奇妙ながら、愛らしい容姿のこおりタイプ。
可愛くて、かつ大好きなアイスクリームにそっくり。
907:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:00:28.77 ID:ha7ZcpN9o
飛行に氷は相性二倍。
ダイヤの手も借りて丁寧に育てられたバイバニラの“れいとうビーム”の直撃、それは聖良のムクホークを十分に落とし得る!
聖良(まずい…!)
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