951:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:30:56.82 ID:ha7ZcpN9o
聖良(慌てるな、まだ大丈夫)
ウツロイドは“ステルスロック”を撒いただけ、ダメージを疲労もなし。
無論ヒードランも健在、驚かされたがここは攻め時。
952:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:31:28.66 ID:ha7ZcpN9o
果南「え、千歌もロクノに行くの?じゃあ…この子を貸しとくよ」
千歌「へ…いいの!?」
953:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:32:01.75 ID:ha7ZcpN9o
ギャラドスが姿を見せた瞬間、聖良は火炎の収束を打ち切り、ヒードランへと即座の“マグマストーム”の令を下していた。
紅蓮の溶岩は膨れ上がり、千歌とメガガルーラへと襲いかかる!
だが千歌はすぐさま、ギャラドスへと“たきのぼり”の指示を。
果南のギャラドスはその長体を猛らせ、川面から跳ね上がって膨大な水を“マグマストーム”へと浴びせかけた。
954:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:32:44.77 ID:ha7ZcpN9o
聖良(負けたら、負けたらどうなるの?私はまた牢獄へ…いや、もっと悪い場所かもしれない)
聖良(理亞は、理亞もあんな場所へ…?嫌だ…!そんなのは駄目、絶対に駄目よ!)
聖良(……落ち着いて、鹿角聖良。まだ負けが決まったわけじゃない。落ち着いて覆せ。
955:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:33:15.57 ID:ha7ZcpN9o
普段なら、劣勢にも冷静でいられたはずだ。
ツバサたちは合理主義者。部下という貴重な人材を切り捨てたことは一度もない。
向いていない人間を配置換えすることはあるが、損失になる無駄な粛清は決して行わない。
そんな恐怖政治を敷かずとも、統率できるだけのカリスマがツバサにはあるからだ。
956:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:33:52.66 ID:ha7ZcpN9o
千歌「な、に…これ…っ?!」
千歌は足に、何かものすごいダメージを与えられたとだけ認識している。
例えようにも例えられない、こんな痛みは今までに味わったことがない。
957:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:34:21.05 ID:ha7ZcpN9o
ウツロイドからの攻撃に、ギャラドスは苦悶の呻きを轟かせている。
いくら果南の準エースとは言え、UBからのタイプ一致、それも相性不利の一撃。
落とされこそしていないが、動きが鈍り…そこへ聖良はもう一撃を!
958:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:34:47.48 ID:ha7ZcpN9o
勝った。千歌とルビィは勝ったのだ…!
流血に背後へとよろめきながら、千歌の腕は高らかに天を衝いている!!
ルビィは勝利の喜びと怪我の心配に今にも駆け寄りたい、そんな表情で千歌を見ているのだが、まだ体の痺れが抜けていない。
959:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:35:26.01 ID:ha7ZcpN9o
【UB01 PARASITE】“きせいポケモン”ウツロイド。
そもそも、ウツロイドを生身で戦わせることがズレているのだ。
その本領は異名の通りに…生物へと寄生した時に、発揮される。
960:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 21:35:55.48 ID:ha7ZcpN9o
ウツロイドが人へと寄生した状態、それはいわゆる完全体。
ふわふわとクラゲのように不定の印象があった体は張りを得て硬化。心を蝕む精神毒と併せ、いわ・どくというタイプに相応しい姿へと変貌したと言える。
千歌は、そんな硬く重い腕に下から殴り付けられている。
腹部を叩かれ、そのまま体が消し飛ぶのではないかと錯覚するほどの衝撃。
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