1:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:16:14.02 ID:PxCHan+00
夜空を見上げ、目を凝らして星を眺む。
見果てぬ夢に胸を焦がし、届かないと知りながら手を伸ばす。
自嘲染みた溜息。
ああ、どうか。叶うことなら。
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2:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:17:10.25 ID:PxCHan+00
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
3:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:17:48.43 ID:PxCHan+00
*
……大丈夫。
4:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:19:25.71 ID:PxCHan+00
*
空に手を伸ばし、まだ見ぬ輝きへと思い馳せ、どれくらいの時間が流れたのだろうか。
5:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:22:10.17 ID:PxCHan+00
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「……詳しく、聞かせて」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:22:58.13 ID:PxCHan+00
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私の口から「どうして」の四文字が出るより先に、男は私の方向性についての話を始める。
7:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:23:39.94 ID:PxCHan+00
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
8:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:24:26.77 ID:PxCHan+00
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事務所に所属して、まず行ったのは採寸だった。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:28:22.31 ID:PxCHan+00
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何故ダメなのか、それが分からなければ改善することもできない。
10:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:29:25.13 ID:PxCHan+00
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レッスン終わりに事務所へと寄り、男にあのトレーナーとは意見が合わないことを相談した。
11:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:30:25.99 ID:PxCHan+00
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またしてもボーカルレッスンの日がやって来た。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:31:26.59 ID:PxCHan+00
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笑顔が鼻につく、あの男。プロデューサーの顔を思い浮かべ、曲に合わせて歌を乗せていく。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:32:27.20 ID:PxCHan+00
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
14:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:33:02.53 ID:PxCHan+00
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プロデューサーの言葉通り、その日のうちに私は撮影スタジオへと連れていかれ、衣装を着て、何枚か写真を撮られた。
15:名無しNIPPER[sage]
2017/04/13(木) 23:33:05.26 ID:CildqFHko
期待
16:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:33:31.34 ID:PxCHan+00
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宣材写真を撮ってからもレッスン漬けの日々は大して変わることはなかったが、変わったことが三つ。
17:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:33:58.89 ID:PxCHan+00
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収録を済ませ、CDの形で生産し、流通に乗せる体制が整うと、満を持して初仕事がやって来た。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:34:33.52 ID:PxCHan+00
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衣装を身に纏い、舞台裏で今か今かと、来るべき時を待つ。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:35:01.16 ID:PxCHan+00
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『彗星の如く、現れた謎のアイドル!』
20:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:35:28.30 ID:PxCHan+00
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自己紹介を終え、司会の合図で曲が流れる。
21:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:36:34.94 ID:PxCHan+00
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後奏まで、踊り切り、曲が止まると会場からは拍手が起こった。
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