35: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:53:43.15 ID:Fx6XrWoP0
翌日、二日酔いの頭痛を堪えながら店に出勤すると、早速指名された常連の客についた。
某広域指定暴力団の末端のチンピラだが、入っている組はそこそこの大きさらしく、何時もそれを笠に着て我が物顔で街をのし歩いてる。
36: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:54:22.65 ID:Fx6XrWoP0
カブトムシが言うには、地元の半グレのグループが地回りの組に届け出も出さず、この一帯の老人達にオレオレ詐欺の電話攻勢
を掛け、少なくない額を稼ぎ出したらしい。
それを地元の組に泣きついて来た老人たちから仕入れた情報により、末端の組員がグループに接触、
37: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:54:53.84 ID:Fx6XrWoP0
数日後、私はゴミ箱から拾い、皺を伸ばした封書の中身を手に、都内近郊の研究所の前に居た。
38: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:55:30.56 ID:Fx6XrWoP0
それにしても巨大な建物である。
ガラス張りの玄関ホールは広々として解放感も有る。
39: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:55:59.10 ID:Fx6XrWoP0
ソープ嬢と言うのは、ただ客を射精させるだけが仕事ではない。
プレイ前、相手の緊張を解くため、プレイ後、少しでも長い間話をして
長時間指名して貰う為に、気に入られて次回も指名が取れる様に、話術の向上も欠かせない。
40: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:56:28.95 ID:Fx6XrWoP0
施設内を歩く博士の後を付いて行くと壁一面に備え付けられた機械と、真ん中にヘルメットの付いた椅子が置いてある部屋に到着した。
椅子からは無数に太いコードが至る所から食み出て、壁の機械類に繋がっている。
41: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:56:57.47 ID:Fx6XrWoP0
なるほど、分かりやすい。
だが待ってほしい。別の世界を観測する?? それは中卒の私でも冗談ではないかと思える。
42: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:57:23.98 ID:Fx6XrWoP0
ヘルメットはバイザーの部分も真っ黒になっており外の様子が全く見えない。
ただ、博士が椅子の周りの機械を何やら操作する音だけがカチャカチャと煩い。
43: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:58:00.33 ID:Fx6XrWoP0
次第に目が慣れると、そこはかなりの広さのステージを持つ会場のようだった。
その会場で私は、天井から眺める様に見下ろす視点にいる。
44: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:58:43.35 ID:Fx6XrWoP0
混乱していると、ステージは興奮の最高潮の中、幕が下り、ステージの脇から駆け付けて来た同僚のアイドル達に
アイドルの私が揉みくちゃにされている。
一通り仲間達の手洗い歓迎が終わると、脇に立っていたスーツ姿の青年がアイドルの私に歩み寄る。
45: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/30(月) 07:59:13.11 ID:Fx6XrWoP0
その後、休憩を挟みながら博士の指示通りに向こうの世界の私の色々な時間を観測した。
アイドルから女優を始めた25歳の時―
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