咲「和ちゃんが男子になっていまいました」
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85:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 17:49:20.25 ID:IF7t6qkEO
和♂「そ、そうですか…? メンズの服を着て出掛けたことがなかったので、心配だったんですけど…」
咲「え、あ…そうなの?」
86:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 17:51:04.15 ID:IF7t6qkEO
早朝と言うにはのんびりし過ぎだし、お昼時と言うにはまだ気が早いような。
そんな微妙な時間帯だからか、私たちが乗車した電車内には、他の乗客は誰一人乗っていなかった。
87:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 17:53:27.34 ID:IF7t6qkEO
和♂「もう、今更気付くなんて遅すぎですよ……電車だって発車してるのに。てっきり、咲さんの方にも連絡が入ってるものだとばかり…」
咲「えへへ……ごめん。あ、えっと…何の話だっけ?」
88:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 17:58:08.35 ID:IF7t6qkEO
「スノー使おうかな……」と呟き数回唸ってから、私の脇腹に腕を回して軽く引き寄せる。
咲「きゃっ、和ちゃん! くすぐったいよ〜」
89:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:02:30.96 ID:IF7t6qkEO
和♂「……あと、咲さん。優希に教えてもらったんですけど、スノーっていうものがあるんです」
咲「スノー、雪?」
90:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:04:41.58 ID:IF7t6qkEO
大通り。
和♂「電車で少し出ると、こういう大きいお店も多いんですけどね」
91:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:06:19.47 ID:IF7t6qkEO
いつもと変わらず隣を並んで歩いている。
でも身長差のせいで、和ちゃんの横顔が今までよりずっと遠いような感じ。
咲「ねぇねぇ和ちゃん」
92:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:08:48.72 ID:IF7t6qkEO
和♂「そうですね……こうして隣を歩いているだけなのに、前よりずっと咲さんが遠いです」
和♂「でも、どれだけ身体の距離が離れても、心の距離は変わりません。私たちは……友達、ですから」
93:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:10:49.37 ID:IF7t6qkEO
物事に白黒ハッキリさせることは、必ずしも正しいとは思えないけれど、それでもどうしてもグレーではいられない事だって、きっとあるんだ。
この前まで女の子で、でも今は男の子になっちゃって。でも、心の形なんてわかるはずもなく。
94:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:13:16.98 ID:IF7t6qkEO
私のカーディガンを見て、和ちゃんに似合いそうな服を想像しながら一緒にお店を巡って。
たまーに小物屋さんで、綺麗なアクセサリーなどを物色していると、あっという間に時間が過ぎ去っていく。
95:私の友達は、変わらず女の子でした ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 18:15:37.01 ID:IF7t6qkEO
店員「いらっしゃいませ〜」
カランコロン、という鈴の音と共に、店員さんの声が聞こえて来た。
目の前に広がるフリルの嵐に卒倒する。
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