谷間の百合 (オリジナル百合)
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32: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 16:44:12.27 ID:Li1QhE+X0
「ナ……ッツ」

「あの子か、あの子なあ、うりぼーと気持ちよさそうに眠りよったけえの。起こしたげるのも可哀相やろう?」

「や……ッ」
以下略 AAS



33: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 16:53:00.85 ID:Li1QhE+X0
ナツを無理やり引き離して、私たちは山を下りた。
おばさんは唸っていたけれど、あまり大きな外傷はなさそうだったので、そのまま放っておいた。
心配ではあったけど、さらに逆上して襲いかかられたらたまったものではない。


以下略 AAS



34: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 16:57:38.81 ID:Li1QhE+X0
「時間が解決することだと思うし、言った所で……」

「……」

そう、言った所でおばさんを拘束することができるかと言うと難しい。
以下略 AAS



35: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:14:06.41 ID:Li1QhE+X0
「ナツ」

ナツはベランダにいた。
カーテンが踊っている。
今夜は風が強い。
以下略 AAS



36: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:25:11.73 ID:Li1QhE+X0
「じゃあ、なんですか」

「大丈夫、愛してる」

そうして、私は彼女の反対側の頬にもキスをした。
以下略 AAS



37: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:34:25.47 ID:Li1QhE+X0
「唇は、その、姉妹ではしないよ?」

「ミソラ、それくらい分かってますよ」

「じゃあ、今の何のキス」
以下略 AAS



38: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:43:20.88 ID:Li1QhE+X0
次の日の夜、子どもたちの魂を供養する行事があった。
子どもたちが大事にしていたおもちゃや道具などを燃やして、その灰を紙の船に乗せて川に流すのだ。
私が行くのも不謹慎かと思い、その夜はナツと外で線香花火をした。

「ミソラ」
以下略 AAS



39: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 17:59:02.00 ID:Li1QhE+X0
次の花火を探りながら、去年の夏に思いを馳せる。
いつもなら、近所の子ども達と一緒に賑やかに打ち上げ花火をしたり、
ねずみ花火で笑い転げたり、大人たちに叱られたりしていたのに。
もう、夏も終わろうしている。
もう、みんなですることができないなんて。
以下略 AAS



40: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 18:11:26.54 ID:Li1QhE+X0
懐中電灯をポケットに詰めて、助手席に乗った。
両親が帰ってきたら何か言われると思うけど、池に行くことだけはメモに書いておいた。
ヘッドライトが照らす道を、車が走る。
時折、大きな虫がいてガラスにバンっと叩きつけるような音がした。

以下略 AAS



41: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 18:20:30.65 ID:Li1QhE+X0
診療所を通り過ぎて、木の根っこを車踏んづけて車内を揺らした。

「大丈夫ですか、ミソラ」

「お尻痛い」
以下略 AAS



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