271: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:21:37.05 ID:5orYg2PVo
何かが起こっている。
取り返しのつかない何かが起こりつつある。そんな思いで胸がざわつく。
272: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:26:28.72 ID:5orYg2PVo
それは夢かうつつかはっきりしない。
部屋の中にQBがいる。
273: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:32:07.96 ID:5orYg2PVo
遠い場所から帰還を果たした。実りの多い旅だった。
そんな満ち足りた気分でさやかは目を覚ました。しかしなぜか自分が今、魔法少女の姿で路上を走っている最中なのを知って驚きの声を上げた。
274: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:40:29.42 ID:5orYg2PVo
時折稲光で辺りが真っ白になった。数秒後にバリバリバリと雷鳴が追いかけてくる。雨風が次第に強まって行く中、人間には不可能なスピードでひた走る。あっという間に住宅街を抜け大橋を渡り、ワルプルギスの夜と戦った場所へと。
(あの日ほどじゃないけれど酷い天気……ん?)
275: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:46:33.23 ID:5orYg2PVo
ゼイゼイと荒い呼吸の合間にまどかはなんとか言葉を発した。
「びっくりしたのはこっちだよ、も〜」
276: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:50:36.64 ID:5orYg2PVo
「たぶん、大丈夫だよ」
「え?」
277: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 08:57:23.77 ID:5orYg2PVo
ひとりでソファーに横になっていた杏子が嫌な汗にまみれて目を覚ました。
(夢だった)
278: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 09:06:19.76 ID:5orYg2PVo
ひとり残されたマミは緊張した面持ちで宙に視線を漂わせる。
279: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2017/02/07(火) 09:11:28.64 ID:5orYg2PVo
目的地が近づいてきた。この辺りはもう街の明かりはほとんど届かない。さやかは視力を強化させる。
巨大な瓦礫の山──ビルがそのままの形でブロックのように積み上がっている箇所もある──が連なり始める大分手前に高いフェンスが張られていた。まどかを横抱きにしたまま一足で飛び越えると中にはプレハブの建築物と何台もの大型重機が整然と並んでいた。
280: ◆GXVkKXrpNcpr[sage saga]
2017/02/07(火) 14:23:59.51 ID:5orYg2PVo
また光った。近い。直後の一際大きな雷鳴にまどかは絶叫してしまった。ほむらのソウルジェムを持ったまま頭を抱えるようにして両耳を塞ぐ。頬がぴりぴりする。
「よーしよし、怖くないよ〜大丈夫だって」
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