ヒーローとその姉(オリジナル百合)
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40: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 15:51:23.86 ID:H2tvaitRO
好奇の目で見られているのも分かったので、ちあきさんがこちらを振り向いたと同時にいそいそと玄関へ向かった。

「ちょっと、置いていかないでよ」

「早く、帰らせて……」
以下略 AAS



41: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 20:33:57.52 ID:nU9IttsXO
「どの辺を見て、そう思ったの?」

「参観日の時に、からかわれてたのよ。それも女子に」

ひろ君の机に突っ伏して、ちあきさんがぽつぽつと話す。
以下略 AAS



42: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 20:48:09.13 ID:nU9IttsXO
女子生徒は、ちあきさんを見てぶるぶると震えてたいた。

「ひ、ひろ君の……お姉さん」

「ど、どうどうッ、ちあきさん!」
以下略 AAS



43: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 21:23:26.17 ID:nU9IttsXO
中学校には何の手がかりもなく、その後、通学路や街のゲーセンなど思い当たる所は全部回った。それでも、ひろ君の足取りは掴めず、私達は家に戻ることにした。やっと解放されると思ったのも束の間、

「さっき、何て言おうとしたのよ」

前を行くちあきさんが肩越しに振り返る。
以下略 AAS



44: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 21:37:50.65 ID:nU9IttsXO
この小学生モドキ、ポジティブ過ぎる。

「そんなんだから、ひろ君出て行ったんだよ。ちあきさん、ちょっと頭冷やした方がいいよ」

あ、ちょっと言い過ぎたかも。
以下略 AAS



45: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 21:54:09.85 ID:nU9IttsXO
と、携帯の着信音。

「ひろ君だ……」

「なにっ?!」
以下略 AAS



46: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 22:16:26.63 ID:nU9IttsXO
私自身、厳しい視線を送る。
高校生の私が何を生意気言ってるんだと言われるかと思ったが、

「なによ……だって」

以下略 AAS



47: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 22:31:31.96 ID:nU9IttsXO
鬼の目にも涙。
そんなことわざが脳裏を横ぎっていく。
私の知っているちあきさんなら、ここで一発頭突きでも発射するのに。
私の知っているちあきさん?
それは、何年前の話?
以下略 AAS



48: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 23:31:13.15 ID:nU9IttsXO
今のちあきさんは、可哀想だった。ブラコンで、重くて、可哀想。
私はこれまで年上の女性に怯えて、もっと優しくして欲しいなんて思いながら生きてきた。
なのに、私の一番よく知っている年上の女性が、路上で顔を赤らめて泣いている。

「嫌わないでよぉ……」
以下略 AAS



49: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/08(日) 23:51:48.51 ID:nU9IttsXO
家に帰ると、夕飯の支度をしていた母がちあきさんを見かけるなり、あらー、綺麗になったわねーとか、
久しぶりねー、ひろ君元気ー? とか、お鍋そっちのけで質問攻めするのでさっさと二階に上がった。

「はあ」

以下略 AAS



50: ◆/BueNLs5lw[saga]
2017/01/09(月) 00:26:03.34 ID:q/V1WzHrO
「聞いてる、聞いてる」

「どこがよッ」

「私、ちあきさんのこと漸くちゃんと見れたよ……良かった、私、ちあきさんのこと嫌いじゃない……嫌いじゃないよ」
以下略 AAS



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