【モバマス】響子「理想のデート」
1- 20
5: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:05:49.65 ID:upUN87ha0
「あれ、響子ちゃん?」

 容赦ないダンスレッスンを何とか終えた沙紀は事務所のソファーに座っている響子に気が付いた。

「あ、沙紀さん!お疲れ様ですっ。レッスン終わりですか?」
以下略 AAS



6: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:06:43.24 ID:upUN87ha0
「えー、いいじゃないっすか。どっちにしろ発売されたら見るし」

「そ、それはそうですけど……」

 観念したのか響子は顔を伏せた。ちらっと見えた耳が真っ赤なのはよっぽど恥ずかしいことを現している。
以下略 AAS



7: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:07:46.75 ID:upUN87ha0
 予想外の質問に沙紀は変な声で返答してしまう。驚いている沙紀を見て響子は慌てたように口を開く。

「あ、その違うんです!変な意味はなくって、えっと、その、ちょっと気になったというか……あうぅ……」

 いつもしっかりしている彼女にしては歯切れも悪いし、こんなに慌てている様子も珍しい。
以下略 AAS



8: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:08:18.17 ID:upUN87ha0
 彼女の言いたいことがわからないほど沙紀も鈍くはない。しかし、あまりにも突然であったためか聞き返す形になってしまった。

「で、ですから、えっと、あの私が、あの、その……」

 ぷしゅー、と湯気の立つ音が聞こえそうなほど響子は顔を赤くしていた。流石に沙紀もこれはいけないと思ったのか慌てながら口を開く。
以下略 AAS



9: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:10:11.32 ID:upUN87ha0
「お邪魔しまーす」

「はい、どうぞっ」

 事務所に所属しているアイドルが住んでいる女子寮に沙紀は足を運んでいた。もちろん目的の場所は響子の部屋だ。
以下略 AAS



10: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:10:50.23 ID:upUN87ha0
「……うーん」

 物が無造作に置かれた自分の部屋とこの部屋とを比べてみると、自身が年上なのが何故か申し訳ないような気がした。
 
「さあさあ、座ってくださいっ」
以下略 AAS



11: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:11:28.83 ID:upUN87ha0
「〜♪」

 沙紀がそんなことを考えていることを露知らずか、響子は上機嫌なのか小さく鼻歌を歌っている。

(とにかく何か話さないと……)
以下略 AAS



12: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:12:32.52 ID:upUN87ha0
「これ、低温殺菌牛乳なんです。ミルクティーに良く合うんですよ!それにお茶菓子も少しだけ良い物を用意しちゃいました!」

「わざわざ買ってきたんすか?この牛乳って普通の牛乳より消費期限が早いとかどこにでも売ってるわけじゃないって聞いたことあるけど……」

「私もたまにミルクティー作るんです。だから気にしないでください。お茶菓子は今日のために買いましたけどね」
以下略 AAS



13: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:13:14.78 ID:upUN87ha0
「お、おいしいっ……」

 殆ど無意識に口から漏れていた。響子はそれを聞いてパッと表情を明るくした。

「ほ、ほんとですか!?」
以下略 AAS



14: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:13:55.72 ID:upUN87ha0
「…………」

「…………」

 再び沈黙が場を支配する。沙紀は響子の言葉を待つしかできなかった。
以下略 AAS



40Res/80.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice