【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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87:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:36:48.16 ID:+j5AeXst0
「私達は……」

大河内は震える手で顔を覆った。

「囮にされたのか……!」
以下略 AAS



88:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:37:30.04 ID:+j5AeXst0


「やられた……!」

簡易ベッドから飛び起きて、一貴はヘッドセットを床に叩きつけた。
以下略 AAS



89:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:38:05.93 ID:+j5AeXst0
「ダメだ! 時は一刻を争うんだ!」

喚いた一貴の頬をパァン、と結城は張った。
一瞬呆然とした一貴の髪を掴んで、彼女は無理矢理に自分の方を向かせた。

以下略 AAS



90:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:38:32.45 ID:+j5AeXst0
「残念だったな一貴。あっちの旅客機に退避勧告が遅れた。あと二分くらいで空自の戦闘機と接敵する」

結城がそう言ったところで、岬が力なく咳をし、ベッドの上に盛大に吐血した。
白衣を着た看護師達が岬に群がり、処置を始める。

以下略 AAS



91:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:39:01.25 ID:+j5AeXst0
「だろうな。当たったとしても一瞬だ。戦闘機のパイロットの意識を、一瞬だけノンレム睡眠間際の、朦朧状態にする。その一瞬で、お前はパイロットの意識下にダイブ。殺せ」
「ダイブラインの通信電波は?」
「問題ない。ここから半径二百キロの範囲でお前の意識を飛ばせる」

淡々と計器を操作しながら結城が言う。
以下略 AAS



92:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:45:48.32 ID:+j5AeXst0


それから一貴が目を覚ましたのは、三時間ほどが経過した夕方だった。
ゴウンゴウン、という飛行機の駆動音が響いているのを聞いて、自分が空の上にいることを自覚する。
隣には無表情で医療器具の計器を操縦している結城の姿があった。
以下略 AAS



93:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:46:25.21 ID:+j5AeXst0
「岬ちゃんは? これからなぎさちゃんを助けにいかないと……」
「お前……」

結城は一瞬だけ、つらそうに顔を歪めた。
やるせないような、苦しい、悲しい顔だった。
以下略 AAS



94:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:47:13.71 ID:+j5AeXst0


静まり返った会議室で、圭介はアイパッドをデスクに置いてそこを見つめていた。
「Albert Godark」と書いてあるアイコンが点滅し、重苦しい声が流れ出す。

以下略 AAS



95:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:47:59.66 ID:+j5AeXst0
「失敗? 世界医師連盟の重鎮である、あなたらしくもない断言ですね」
『どういうことだ?』
「ことは予定の範囲内です。私の計算通りならば、テロリストの保有するスカイフィッシュは、今回の無茶なジャックで行動不能になっているはずです。しばらくは動けないかと思われます」
『……君は……』

以下略 AAS



96:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:50:34.94 ID:+j5AeXst0
「予定通り、大河内医師達を沖縄の那覇空港に着陸させてください」
『待て。今テロリストのスカイフィッシュが動けなくなっているのならば、叩くのは今ではないのか? 奴らの航空機の座標をロストする前に……』
「流石にあなたといえど、三機も自衛隊の戦闘機をお釈迦にしておいて、今後何もないとは思えませんが……やめておいた方がよろしいかと」

淡々と言い放った圭介に、アルバートは声を張り上げた。
以下略 AAS



97:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:51:17.57 ID:+j5AeXst0
「まぁそうカッカせず。いい関係を築いていきましょう。私は、『まだ』あなたの敵ではありませんから」

プツッ、と一方的に通話を切り、圭介は背もたれに体を預けた。
そして、ぬるくなったコーヒー缶の中身を喉に流し込んで立ち上がる。
部屋の対角側には、ジュリアが重苦しい顔をして座っていた。
以下略 AAS



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