112:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:18:12.18 ID:6TdKgm8c0
彼女に渡された湯飲みから水を飲んで一息つく。
「ハァ、はぁ、ふぅ」
「すごいですね。最初は食欲がないといっていたのに堂々の完食です」
113:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:18:48.03 ID:6TdKgm8c0
「これでまた安静にしていれば確実に良くなりますよ」
まこもは器と湯飲みをお盆に乗せると立ち上がった。
114:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:19:20.55 ID:6TdKgm8c0
『また行ってしまうのか』
115:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:19:59.50 ID:6TdKgm8c0
「あの……」
困惑した表情で見下ろされる。早く、この手を離さないと……
116:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:21:11.12 ID:6TdKgm8c0
「手、握っててほしい」
「こうですか?」
117:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:21:48.20 ID:6TdKgm8c0
「うつしてください」
「は」
118:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:22:23.94 ID:6TdKgm8c0
「さぁ、はやく……」
僕があとほんのわずか頭を上げてしまえば彼女と重なる距離。そんな近くに最愛の人の唇がある。
119:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:22:56.63 ID:6TdKgm8c0
「でも、まだ何かさせてくださいっ」
握られる手の力が強まる。
120:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:23:52.09 ID:6TdKgm8c0
…………
かなり口調の強い女上司に毎日仕事を駄目出しされる日々の中で、僕は病んでいた。
121:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:24:38.02 ID:6TdKgm8c0
信じて賽銭を投げ込むと、背広姿のまま座り込み視界を強く閉じて拝んだ。『僕を救ってください』と。他の人がその場にいたらその姿は実に滑稽に見えたかもしれない。
するとかみさまが、そこに姿を現した。
頭に違和感を感じて目を開けると小さな女の子が僕の頭を撫でている。優しい手つきだった。
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