46:名無しNIPPER
2018/05/09(水) 21:59:01.45 ID:UQzOaC730
生きがい
47: ◆1UOAiS.xYWtC[saga]
2018/05/10(木) 00:02:49.78 ID:Qe86yV0R0
こんばんは、会社とは悪の組織であり圧制です
十分ぐらいしてから誤字サラっと見てから投下していきます
48: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:31:38.45 ID:Qe86yV0R0
手を引かれながら、ときおり振り向いてくる堕女神を“見上げ”て歩き慣れない心地で廊下を歩く。
だぶだぶのズボンとブーツのせいだけでなく、普段の半分近い歩幅は、ともかくよたよたとしたものになった。
それを知ってか堕女神も歩調を落とし、ゆっくり、ゆっくり、彼女もまた慣れない様子で手を引いて歩いてくれている。
49: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:32:45.10 ID:Qe86yV0R0
それは、勇者も胸に抱いていた気持ちと似ていた。
堕女神が、子供の姿に変わった勇者の手へそう感じたように。
子供の手だからこそ伝わる、堕女神の手の暖かみと――――絡めてくれるしなやかな指に伝えられる、“女神”の優しさ。
50: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:33:37.37 ID:Qe86yV0R0
堕女神「陛下!?」
勇者「ッ――――――!」
51: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:34:36.00 ID:Qe86yV0R0
*****
堕女神「……混乱を招きかねないタイミングでした」
52: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:35:03.01 ID:Qe86yV0R0
勇者「それはそうと……サキュバスA、サキュバスBの姿が見えない。真っ先に寄ってきそうなものだけど……」
堕女神「サキュバスBは明日まで。サキュバスAはさらにその次の日まで休暇を。サキュバスAがこう長い休みを取るのは珍しいのですが……」
53: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:35:33.25 ID:Qe86yV0R0
*****
――――いつもの執務室で、いつものように書面に目を通していてもいくつもの不便が襲ってくる。
まず、ひとつ。
54: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:37:00.27 ID:Qe86yV0R0
勇者(腹、減った……何でだ……)
朝食からいい時間も経っていないのに、早くも空腹が襲ってきてしまった。
窓の外を見れば、日はまだまだ低く、室内へ向けてまっすぐ突き刺さる陽射しが投げかけられているのに。
55: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:38:07.09 ID:Qe86yV0R0
*****
堕女神が揃えさせた服へ着替え、夕食を摂り、ようやく寝室へと辿りつく。
一日が異様なほどに長く感じるその時間感覚もまた、この異変の副産物だった。
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