19:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:37:59.58 ID:3QcdtyFE0
そう言って彼女は――まゆは、もう一度俺に唇を重ねた。ちょん、ちょんと、彼女の舌先が唇をつつく。恥じらうように、彼女は目を閉じた。あざとい動作だったが、深く絡ませようと必死な舌とは対照的な表情はなんとも愛らしく感じられた。ものの数秒後には彼女の侵入を許してしまう。
「んっ……ふふ……ぁむ……んっ……」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:38:41.24 ID:3QcdtyFE0
「ねえ……」
軽く腰を浮かせ、パジャマの上からスリスリと手が前後する。
21:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:39:54.79 ID:3QcdtyFE0
なんだって。そういわれて、思わず唾を飲み込みつつ、彼女の全身を舐めるように見てしまう。
柔らかく、少女らしい繊細さを持つ手。あるいは、小さな口内。それとも、さっきお預けされた、控えめながらも形がいいであろう胸……。
22:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:40:57.97 ID:3QcdtyFE0
「うふ、すごい臭い……。それじゃあ、いただきますね」
そう言って、まゆは上向いているペニスを右手でそっと顔の方に角度を調整し、多分、見せつけるためだろうか、歯医者でするように大口を開けてペニスを咥えこんだ。
23:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:41:56.53 ID:3QcdtyFE0
◇
長い時間交わっていたはずなのだが、それでもスマートフォンのアラームで起きることができたのは仕事はじめてそこそこ年数が経っているからだろうか。あるいは、昨晩のことは本当に夢だったからなのだろうか。
24:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:42:37.07 ID:3QcdtyFE0
「あら、何かありました? すごくお疲れのようですが」
ちひろさんに軽いお小言をもらいながら、まゆが来る放課後の時間までできるだけ無心で仕事をこなした。
25:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:43:31.89 ID:3QcdtyFE0
「あれ?」
26:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:44:30.04 ID:3QcdtyFE0
一昨日、一昨日は……まゆ人形がプレゼントされた日で、ハンカチじゃなくて……。
「人形は?」
27:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:46:22.30 ID:3QcdtyFE0
あれは、まゆのプレゼントなんかじゃなかった。
よく考えればわかる。自分の人形なんかよりも、ハンカチをプレゼントする方が現実的だ。事実、俺の使っているハンカチはボロボロだった。まゆの反応からして、嘘をついているとも思えない。
28:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:47:01.48 ID:3QcdtyFE0
29:名無しNIPPER[saga]
2018/12/01(土) 14:48:00.98 ID:3QcdtyFE0
ばっちりと、玄関に立っていたそいつと目があった。
考えるよりも先に、悲鳴が出た。次いで足が、逃走のために方向を変えて――
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