【モバマス】乃々「キレイな夢を見たんだ」
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53:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:01:00.83 ID:kEcSo673O


 二人で裏に戻ってすぐ、誰にも聞こえないような小さな声で森久保が呟いた。

 その言葉を──隣に立っている俺だけは、聞き逃さなかった。
以下略 AAS



54:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:01:40.24 ID:kEcSo673O


 それは、新緑のドレスに身を包んだ彼女だった。

 大きなステージでライトを浴び、清らかな歌声を響かせている。彼女の華奢な手足がくるくる回り、美しいラインを描く。
以下略 AAS



55:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:02:14.96 ID:kEcSo673O


 そんな将来を、まるで白昼夢のように。俺に見せる程の輝きを、その瞳は持っていた。
 俺は…森久保に魅せられていた。

以下略 AAS



56:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:03:08.04 ID:kEcSo673O




 責任者の方々に挨拶をし、私達は車内へと戻ってきました。
以下略 AAS



57:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:03:54.59 ID:kEcSo673O


 Pさんは少し間を置いて返事をします。

「客観的なことだけで言うと……難しいだろうな」
以下略 AAS



58:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:04:41.48 ID:kEcSo673O


 Pさんの言葉は私が心から願っていたものでした。

 それなのに、何故でしょう。私はむきになって反論しようとしてしまいます。
以下略 AAS



59:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:05:40.32 ID:kEcSo673O


「私はそんな皆を目の端に入れていたのに、ずっとずっと、見ない振りをしていたんです……。 イベントが上手くいかないで帰ってきた人を見ると、凄く悲しくなりました。 レッスンを終えて疲れているのに、何故か気持ち良さそうな表情を見ると、後ろめたくて仕方ありませんでした。 ライブが成功して喜んでいる人を見ると……。 もりくぼは……私は、何だか胸が堪らなく苦しくなるんです」


以下略 AAS



60:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:06:58.05 ID:kEcSo673O


 運転席に座り、正面を向いたままのPさんは、穏やかな口調で話始めます。

「分かっているんだ。経験、実力、評判……。それにどれだけの差が開いたのか。それがどれだけ厳しいことかなんて、俺だって良く分かっているんだ」
以下略 AAS



61:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:08:09.88 ID:kEcSo673O


 静まり返った車内で、プレーヤーから流れる曲だけが仄かに聞こえます。

 先程聞き惚れたあの歌が丁度流れていることに、この時私はようやく気付きました。
以下略 AAS



62:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:09:44.11 ID:kEcSo673O


「も、もりくぼは……」

 ──いや、違う。もりくぼじゃない。私はどうなのか、なんだ。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/12(火) 02:10:47.81 ID:kEcSo673O


 他の人には大きく離されているけど──
「そ、それでも……」

以下略 AAS



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