280: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:06:27.04 ID:R1acvM7T0
「西住ちゃん」
2人の論争を聞いていた会長さんが身を背もたれから起こし、真っ直ぐ目を見つめてくる。纏う雰囲気は以前感じたことがあるものだった
281: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:07:06.62 ID:R1acvM7T0
この人は分かっている。私の意見が我儘に、逃避に過ぎないことに。確かに助かっても生きている間苦しみは取れるまい。
しかし生きる事はそんな絶望ばかりではないはずだ。そしてこの中で一番絶望を知り、人生の楽しみ方を最も知らないのは、紛れもなく自分だ
282: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:08:34.88 ID:R1acvM7T0
周りの者の一部はエルヴィンさんに同調するそぶりを見せる
「あたしらが知っているのは噂だ。経験しているのは確かに副隊長だけだ。その経験を伝える、それを名分にするなら、副隊長以外の適任者はいないね」
283: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:55:04.59 ID:R1acvM7T0
「それとさ、」
会長さんは再び背もたれに寄りかかり、干し芋を口に含む。まだあるか
284: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:55:36.54 ID:R1acvM7T0
「これ以外に話し合うことはないな。作戦は明日にする。松本、鈴木を呼んできてくれ」
河嶋さんが人差し指を右に振る
285: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:56:04.18 ID:R1acvM7T0
「……すまんな、西住」
「いいえ、いいんです、河嶋先輩。あれは嫌なことから死んで逃れたい、という私の我儘に過ぎない事。それを会長さんに気づかれた時点で、私に反論の術はありません」
286: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:56:36.79 ID:R1acvM7T0
「……それは違います!河嶋先輩は本当に隊長に相応しい方です!」
「……どうしてここまで聞いてそんなことが言える」
287: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:57:11.07 ID:R1acvM7T0
「隊長、カエサルを連れてきました」
私の絞り出した返事と同時に、エルヴィンさんがカエサルさんを連れてテントに入ってきた
288: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:57:37.36 ID:R1acvM7T0
「ところで西住、次の試合の作戦は考えているか?」
「最初の配置が山がちな会場でこちらが標高が下という不利な状況なので、取り敢えず上を目指します。地理的に沿岸部では上から狙われやすいため、そちらに行くべきではありません」
289: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:58:13.61 ID:R1acvM7T0
〜
広報部からの報告
内容
290: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 21:58:38.47 ID:Qn0qxnFa0
もう直ぐ始めます
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