291: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:01:34.97 ID:Qn0qxnFa0
〜
これ善は、その善なる限り、知らるるとともに愛を燃やし、かつその含む善の多きに従いて、愛また大いなるによる。
ダンテ 『神曲』
292: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:02:07.24 ID:Qn0qxnFa0
「対戦車戦だ」
293: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:02:45.58 ID:Qn0qxnFa0
外から金属がぶつかり合う音がする
「姐さん、ぺパロニです」
294: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:03:17.84 ID:Qn0qxnFa0
?すぐにそのテントにカエサルなる使者がやって来た。机の上には勝手にペパロニが用意したナポリタンが置かれている。お前もうそれ冷めつつあるじゃないか
「失礼します。大洗女子学園の鈴木貴子と言います」
295: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:04:11.93 ID:Qn0qxnFa0
紙の左右を握りつぶす。怒りのあまり言葉も出ない。その場にいた私を含む3人は視線をその紙に向け動こうとしない。
予想外だ。まだ返事をはぐらかすとか、さらなる交渉を要求する、なら話として分かる。
だが何故そこまで西住みほを守ろうとするのか。自分の命を捨てることになるのに。
296: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:04:46.85 ID:Qn0qxnFa0
「……そうか、解放しよう。だけどもこのことは伝えておきなさい!この判断は間違いなく後悔を生むと!」
「は、はいっ!」
297: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:06:38.43 ID:Qn0qxnFa0
「そうか、対戦車戦か……」
「故宮の得意技です」
298: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:07:17.22 ID:Qn0qxnFa0
河嶋さんが身を前に軽く倒し、両肘と両膝をつけ、手を組む
「ええ、私が相手でよろしければ」
299: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:08:03.01 ID:Qn0qxnFa0
「青師団ですか。硬式参加校のひとつですね」
「ああ、あとはお前、私の家についても知らないか。私の家は今は8人家族。私の下に妹4人、弟1人だ。みんな今でもやんちゃ盛りなんだよな」
300: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:08:44.37 ID:Qn0qxnFa0
「で、そのお姉様は……」
「死んだよ。3年前のプラウダ戦で」
301: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/29(木) 22:10:24.89 ID:Qn0qxnFa0
「……河嶋先輩……」
「翌年、翌々年の大会で、戦車道に携わっていた私の同級生は殆ど死んだ。中には戦車道に関わっていなかったのに、勇敢にも青師団の内戦に義勇兵として加わった奴もいる。どっちの側にもな。そして……死んだ奴もいる
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