339: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:00:32.97 ID:/t/1GWRS0
坂の上の自陣で待機する私のもとに無線が繋がる。カルロベローチェ部隊の1輌からだ
「隊長、報告します!こちら私の車輌以外、ペパロニ副隊長車も含め撃破されました!対戦車戦用の塹壕も破壊されましたが、塹壕でM3の撃破に成功しました!」
340: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:04:39.45 ID:/t/1GWRS0
「M3が撃破されたわ。その代わり敵の塹壕のようなものは破壊済みよ。あとカルロベローチェは追加で3輌撃破」
沙織さんが園さんから報告を慌てた声で伝えてくる。こちらがこの状況である以上覚悟はしていたが、やはりか。車輌と人員は失ったが、決して最悪の事態ではない
341: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:06:30.44 ID:/t/1GWRS0
「西住ちゃん!私とかーしま替わるね」
とうとう相互に狙われる状況になって、河嶋さんが砲手から解任されたようだ。会長さんの射撃技術が如何程かは存じないが、命中率は上がるのだろう
342: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:07:49.79 ID:/t/1GWRS0
3式が外したものの、向こうから反撃は来ない。その間にヘッツァーの再度の砲撃が最後のセモベンテに命中した。今度からは会長さんに砲手をどんどん努めてもらおう。
向こうの砲撃が少なかったことと、会長さんの技術が思った以上に高かったお陰で、奇跡的に被害なしでこの場を乗り切った
流石の私も、座席で大きく息を吐く。彼女はそれを許したくなるほど手強かった
343: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:08:42.20 ID:/t/1GWRS0
第74回戦車道大会公式記録
◯大洗女子学園高等学校vsXアンツィオ高等学校
344: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 00:10:05.43 ID:/t/1GWRS0
試合が終わったからといって時間が空くわけではない。残存車輌の整備、補給を進め、次の会場までの移動準備を整えなくてはならない。次を不安に思う者も多いはずだが、誰も何も言わずすべきことをしている
ここに一人でもウサギさんチームの人がいたら状況は変わるのかもしれないが、この状態でそれを気にする人は見受けられない
345: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 21:17:41.82 ID:/t/1GWRS0
昨日は寝落ちしてすまんやで、2140から始めます
346: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 21:46:00.95 ID:/t/1GWRS0
「西住殿!」
「どうしました、優花里さん」
347: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 21:46:27.03 ID:/t/1GWRS0
私たちの陣地の入り口、試合会場への連絡口のところに、審判に連れられた5人のアンツィオの者らがいた。1人は腕を怪我をしているらしく、青い顔をしてその部分を抑え、隣の者が軽い口調なれどもそれを気に掛けている
またその5人のうち1人は、降伏勧告の使者として訪れた人だった
348: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/09(月) 21:48:04.50 ID:/t/1GWRS0
「立ちなさい」
できるだけ低い声で鋭く、そう伝える。聴きながら私自身こんな声が出るのか、との驚きを隠していた
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