407: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:46:51.91 ID:0HQ/L1/L0
その言葉に返事せず、ねこにゃーは身を低くして出発する。木製の階段を駆け上り、階段の手すりの終わりから素早く1番近い窓の窓枠に張り付く。ゲームをやる時の何時ものルートだ、ミスりはしない
そして先ほど西住さんに指摘された建物の窓には、言われた通りそれらしきものがあった。こちらはスコープに目を寄せて、窓際に膝を立てる。捉えた
その敵を確認する。敵の銃は1階の方を向き、まだ新たな尸を産もうとしている。こちらに注意は向いていない。このまま銃の引き金を引けば、敵は死ぬだろう
408: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:47:25.42 ID:0HQ/L1/L0
第74回戦車道大会公式記録
大洗女子学園犠牲者
猫田 鳴海
409: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/22(日) 22:48:09.66 ID:0HQ/L1/L0
〜
カチューシャ独裁体制
2011年度硬式戦車道大会における黒森峰女学園撃破の作戦を提示し、それを実行したエカチェリーナ=イワノワは、その年末の共産党青年団長選挙に出馬。黒森峰への反感を吸収して当選を果たした。また彼女が率いる政党『勇気ある民』は、翌年の高校共産党大会選挙で単独過半数を確保。そのまま学生防衛委任法によって党大会の権限を共産党青年団執行部が一年に限り継承し、黒森峰打倒を名目に独裁体制を樹立させたのである
410: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:43:04.08 ID:d3dmTuuHO
2050くらいから始めますが奇跡的に見ていらっしゃったらご覧ください
411: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:50:04.56 ID:d3dmTuuHO
〜
絶望のなかにも焼けつくように強烈な快感があるものだ。ことに自分の進退きわまったみじめな境遇を痛切に意識するときなどはなおさらである。
ドストエフスキー
412: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:51:36.02 ID:d3dmTuuHO
「華さん!直ぐにIV号に乗ってください!」
銃声は同じ。上からは倒れる音。しくじったか
413: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:52:34.00 ID:d3dmTuuHO
合図を向こうが確認していたかは分からない。ただ建物を揺らさんばかりの砲撃は、確実にその砲身によって行われた。そして放物線を描いた砲弾は、私が鏡ごしに指差していた建物を見事に捉えた
流石は華さん。腕前は超一流だ。この寒さで砲身が歪んでいたら、それを考慮する必要もあったというのに
414: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:54:33.90 ID:d3dmTuuHO
キューポラから華さんが頭を出す
「みほさん、もう1発撃ちますか?」
415: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:55:29.65 ID:d3dmTuuHO
「西住ちゃん」
皆の警戒がかなり緩んで来た頃、入り口の方を向いていた会長さんが声をかけてきた。暖炉の前で立ち上がり、服の埃を払う
416: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:57:17.53 ID:d3dmTuuHO
「……変じゃないか?」
エルヴィンさんが話の中で首を傾げた
417: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/26(木) 20:59:05.12 ID:d3dmTuuHO
その後、ただ時は進み続けた。話すこともなく皆車輌と暖炉の前を往復する。IV号以外の車輌の砲塔、エンジンも動き始める。優花里さん達が帰ってから暫くした後、入り口の方から何かが倒れる音がした。入り口には倒されているものはあるが、倒れるものは本来ない
見ると、そこに居たのは白いコートを頭まで着てうつ伏せに倒れているものだった。ヘルメットがコートより上にある
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