【モバマス】響子「理想のデート」
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1: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:00:29.39 ID:upUN87ha0
R-18なきょうさきです。
書き溜めを投下しますので、よかったらお付き合いください。


2: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:01:32.67 ID:upUN87ha0
「あの、沙紀、さん……」

 いつものベッドの上で響子は仰向けの姿勢で寝ていた。寝慣れた環境であるはずなのに彼女の身体は何故かガチガチに強張っていた。

「なんすか?」
以下略 AAS



3: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:03:18.77 ID:upUN87ha0
 響子は従順だった。その唇は少しも抵抗を見せずただ受容してくれる。嫌がっているだとかそんな雰囲気を微塵も感じさせない。いや、きっと嫌だとしてもそれを表に出すことはしないのだろう。

(どっちなんすかね……)

 唇を重ねたまま、沙紀は確かに興奮しながらもそんなことを考えていた。
以下略 AAS



4: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:03:58.28 ID:upUN87ha0

 今すぐにでももう一度交わりたい。とは沙紀の本心であった。しかし、先程無理をさせてしまった事実もあり、それが彼女の理性を働かせ性的衝動を何とか抑制させてくれていた。

「少しだけなら激しくても……その、大丈夫ですから」

以下略 AAS



5: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:05:49.65 ID:upUN87ha0
「あれ、響子ちゃん?」

 容赦ないダンスレッスンを何とか終えた沙紀は事務所のソファーに座っている響子に気が付いた。

「あ、沙紀さん!お疲れ様ですっ。レッスン終わりですか?」
以下略 AAS



6: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:06:43.24 ID:upUN87ha0
「えー、いいじゃないっすか。どっちにしろ発売されたら見るし」

「そ、それはそうですけど……」

 観念したのか響子は顔を伏せた。ちらっと見えた耳が真っ赤なのはよっぽど恥ずかしいことを現している。
以下略 AAS



7: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:07:46.75 ID:upUN87ha0
 予想外の質問に沙紀は変な声で返答してしまう。驚いている沙紀を見て響子は慌てたように口を開く。

「あ、その違うんです!変な意味はなくって、えっと、その、ちょっと気になったというか……あうぅ……」

 いつもしっかりしている彼女にしては歯切れも悪いし、こんなに慌てている様子も珍しい。
以下略 AAS



8: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:08:18.17 ID:upUN87ha0
 彼女の言いたいことがわからないほど沙紀も鈍くはない。しかし、あまりにも突然であったためか聞き返す形になってしまった。

「で、ですから、えっと、あの私が、あの、その……」

 ぷしゅー、と湯気の立つ音が聞こえそうなほど響子は顔を赤くしていた。流石に沙紀もこれはいけないと思ったのか慌てながら口を開く。
以下略 AAS



9: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:10:11.32 ID:upUN87ha0
「お邪魔しまーす」

「はい、どうぞっ」

 事務所に所属しているアイドルが住んでいる女子寮に沙紀は足を運んでいた。もちろん目的の場所は響子の部屋だ。
以下略 AAS



10: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:10:50.23 ID:upUN87ha0
「……うーん」

 物が無造作に置かれた自分の部屋とこの部屋とを比べてみると、自身が年上なのが何故か申し訳ないような気がした。
 
「さあさあ、座ってくださいっ」
以下略 AAS



11: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:11:28.83 ID:upUN87ha0
「〜♪」

 沙紀がそんなことを考えていることを露知らずか、響子は上機嫌なのか小さく鼻歌を歌っている。

(とにかく何か話さないと……)
以下略 AAS



12: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:12:32.52 ID:upUN87ha0
「これ、低温殺菌牛乳なんです。ミルクティーに良く合うんですよ!それにお茶菓子も少しだけ良い物を用意しちゃいました!」

「わざわざ買ってきたんすか?この牛乳って普通の牛乳より消費期限が早いとかどこにでも売ってるわけじゃないって聞いたことあるけど……」

「私もたまにミルクティー作るんです。だから気にしないでください。お茶菓子は今日のために買いましたけどね」
以下略 AAS



13: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:13:14.78 ID:upUN87ha0
「お、おいしいっ……」

 殆ど無意識に口から漏れていた。響子はそれを聞いてパッと表情を明るくした。

「ほ、ほんとですか!?」
以下略 AAS



14: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:13:55.72 ID:upUN87ha0
「…………」

「…………」

 再び沈黙が場を支配する。沙紀は響子の言葉を待つしかできなかった。
以下略 AAS



15: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:14:37.46 ID:upUN87ha0



 はっきりと、しかし震えながら響子はそう告げて、それきり黙り伏せこんでしまった。

以下略 AAS



16: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:15:48.11 ID:upUN87ha0
 沙紀の腕に抱かれたまま、響子は顔をあげた。当然見上げる形になる。

「沙紀さんは絵とかダンスとか色々教えてくれましたけど、それだけじゃなくって、日頃一緒にいるときの細かい気配りとか私はそんなところも凄いと思ってるんです」

 そこまでべた褒めされると流石に沙紀も恥ずかしい。そ、そうっすかねーと濁すように頭を掻いた。そして響子の言葉を訂正するように話す。
以下略 AAS



17: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:16:55.65 ID:upUN87ha0
 その言葉が耳から入り身体に浸透し、そして脳が意味を理解した瞬間、響子は身体の中心から沸々と興奮の熱が沸き起こってくる感覚に襲われた。

「……ほんと、に?」

 その溢れだしそうな多幸感を何とか抑えながら、響子は恐る恐るそう聞くと、沙紀はゆっくりと頷く。
以下略 AAS



18: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:17:41.67 ID:upUN87ha0
「アタシも好きっす。響子ちゃんを一人の人間として、女性として」

 目は真剣そのものだった。響子はその目に吸い込まれるようにゆっくりと沙紀に寄り添った。

 沙紀は無言で彼女をゆっくりと抱きしめた。先程みたいに強引なものではなく味わうように抱擁すると、彼女の温かい体温と仄かに香る香水の匂いが鼻をくすぐった。
以下略 AAS



19: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:18:27.55 ID:upUN87ha0
「…………」

 沙紀は無言だった。無言のままにそこを撫で続けた。

「ふ、ぁ、うぅ……」
以下略 AAS



20: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:19:43.69 ID:upUN87ha0
 そのまま沙紀はワンピースをさらに捲りあげる。そうすると薄い桃色のブラジャーが視界に飛び込んでくる。シンプルで派手じゃないデザインのはずだが、それは何故かひどく淫らだった。

「沙紀、さん……その、恥ずかしいです……」

 蚊の鳴くような声が沙紀の耳をくすぐる。しかしそれは益々沙紀の感情を昂らせるだけだった。
以下略 AAS



21: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/05/07(日) 01:20:41.30 ID:upUN87ha0
「は、む、んむっ」

「や、ぁっ、そん、な、しないでくださ、ぃっ……!」

 響子はそう言って両手で沙紀の頭をどかそうとそこに手を置いたものの、全く力は籠っていない。
以下略 AAS



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