佐々木「やっぱりキミは優しいね」キョン「そうか?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:17:35.48 ID:Wuzd3WkQO
「キミのTシャツは僕にはブカブカだね」
「贅沢言うな」
「これ以上の贅沢など、そうそうないとも」

佐々木を家に上げて、ひとまず着替えさせた。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:18:47.47 ID:Wuzd3WkQO
「あまり露骨な反応はやめたまえ」

そんなことを言われても、困っちまう。

「見たいのならば、見ればいいさ」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:20:02.81 ID:Wuzd3WkQO
「それで? 何があったんだ?」

隣に腰かけて説明を求めると佐々木は困ったような顔をして苦笑し、困りごとを打ち明けた。

「まあ、よくある話さ」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:21:30.04 ID:Wuzd3WkQO
「なあ、佐々木」
「なんだい?」
「ひとつだけ、聞いても構わないか?」

俺の疑問は、そう難しいことじゃない。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:32:18.52 ID:Wuzd3WkQO
「キミは永遠というものを信じているかい?」

しばらく静かな時が流れ、そのあまりの居心地良さを振り切るように、佐々木に尋ねられた。

「そんなもの、あるわけないだろ」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:35:44.46 ID:Wuzd3WkQO
「また、女の子のことを考えているね?」

指摘され、図星を突かれた俺は弁明を諦めた。

「話してみたまえよ、キミの女性遍歴を」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:37:26.92 ID:Wuzd3WkQO
「……もう、怒ってないさ」
「本当かい?」
「ああ。だから、そんな顔するな」

そんな今にも泣きそうな顔なんて似合わない。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:39:44.16 ID:Wuzd3WkQO
「さて、キョン」
「どうした、佐々木」
「そろそろキミの女性遍歴を披露したまえ」

頃合いだろうと、佐々木はくつくつ笑う。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:41:25.40 ID:Wuzd3WkQO
「それにしても、キョン」
「なんだ?」
「それだけ異性と接していて、未だに誰とも付き合わないとは、もはや異常だと僕は思うね」

だから浮ついた話ではないと言っただろうが。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:43:34.82 ID:Wuzd3WkQO
「詳しくもなにも、いま話した通りだ」

何ひとつとして、難しいことはない。
膝の上に乗ったハルヒが、小便を漏らした。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/28(金) 22:45:12.34 ID:Wuzd3WkQO
「じょ、冗談はやめろって」
「僕が冗談でこんなことを言うとでも?」

あまりに突然且つ、急勾配な急展開に狼狽する俺に対して、佐々木は本気であることを示すように立ち上がり、そして膝の上に、跨った。

以下略 AAS



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