445:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:34:36.43 ID:ofO3IuS6o
麦野自身もふと思いついて言いだしただけだった。
しかし、一度話し始めると皆、話に乗ってきた。なので麦野はこのまま電話の女の話を続ける事にした。
「電話の女の正体ねぇ…確かに、気になる訳よ…」
446:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:35:02.53 ID:ofO3IuS6o
「電話しよーぜ、今」
「あ、それいいかも!で、この際に聞けば!」
447:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:37:15.57 ID:ofO3IuS6o
砂をかむような思いとはこの事だろうか?
佐天は注文してから数分して出てきたハンバーグランチを食べていた。
しかし、先ほどからちらほらと聞こえてくるアイテムの会話が彼女を食事どころではない精神状態に追いやっていたと言っても過言ではないだろう。
448:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:38:03.35 ID:ofO3IuS6o
麦野さんとかプライド高そうだし…年上の人のふりしてきた私が実は中一なんてばれたら…やばいやばい。
佐天は取りあえずは目の前にあるハンバーグランチを全て食べようと決め、ハンバーグをかっこむ。
折角初春と約束してまでファミレスに行ったというのに…待っていたのはアイテム。
449:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:39:40.86 ID:ofO3IuS6o
「へぇ…風紀委員ですかぁ…超頑張りますね」
ついさっきまで隣の座席で特大パフェを頬張っていた少女が携帯電話の連絡一本で血相を変えてレストランを出ていくのを絹旗は映画雑誌の上からぼんやりと見つめる。
残った一人は一人っきりで超かわいそうですね…と、どーでもいいことを考えながら再び彼女は雑誌の映画特集の項目を見つめていく。
450:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:40:34.10 ID:ofO3IuS6o
偶然なったと言うこともあり得る。
確かめるために、麦野はもう一度メールを送ってみた。
今度は何も記載していないメール。
451:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:41:56.98 ID:ofO3IuS6o
「おい、そこの中学生」
心臓が止まるかと思った。
佐天は初春が風紀委員の仕事に引き抜かれた時に同時に帰れば良かったのだ。
452:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:42:50.48 ID:ofO3IuS6o
「お前…まさか…ホントに」
麦野が息のむ。
フレンダ達もやっと柵川中学の生徒の正体に気付いたのだろう。
453:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:43:26.71 ID:ofO3IuS6o
「いくつよ」
「中学生です…中学一年生…」
454:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/09(水) 03:43:55.32 ID:ofO3IuS6o
「ほら、ここ」
「はい…」
(何?何が起きるのよ?拷問?ひぃ…こわいよぉ…)
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。