114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 21:57:50.58 ID:BT5jmZ600
「美琴っ!」
私は目を開ける。
すると、なによりも先に彼の顔が目に入った。
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 21:58:27.86 ID:BT5jmZ600
……腰が痛い。
筋肉痛のそれではなく、打撲の痛み。
もしかしたら内出血し青い痣ができているかもしれない。
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 21:59:48.66 ID:BT5jmZ600
「美琴のせいじゃねぇよ!」
彼は突然、大声を出す。
普段聞かない彼の怒鳴り声にビクっとする。
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:00:48.05 ID:BT5jmZ600
普通の男子寮では、通常一人が住むことしか想定していない。
それは浴室においても同じことであり、二人で一緒に入ると少し窮屈だ。
「…………………………」
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:01:26.44 ID:BT5jmZ600
「美琴。……手」
「手?」
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:02:24.80 ID:BT5jmZ600
両手を洗い終えた後は、胴体部だ。
私は顔を上げ、顎の下を洗ってもらう。
従順に喉を撫でられる姿はまるで猫のようだ。
鎖骨のあたりも丁寧に磨く。
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:04:24.60 ID:BT5jmZ600
「下はどうする?」
「当麻が洗って……?」
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:05:12.44 ID:BT5jmZ600
彼が私の膝から手を離す。
「美琴。自分で洗えるだろ?」
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:07:05.95 ID:BT5jmZ600
脱衣所で私は、自分の服に着替える。
毎週のように泊まるので私用の服が用意されている。
普段はクローゼットに仕舞われているが、この時だけ自身の役割を果たす。
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:07:39.90 ID:BT5jmZ600
「当麻。今日は機嫌が悪いの?」
――――無反応。
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:08:13.76 ID:BT5jmZ600
以上です。
もう少し続きます。
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